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平成十四年五月十四日提出
質問第六九号

整理回収機構の不良債権買い取り価格に関する質問主意書

提出者  枝野幸男




整理回収機構の不良債権買い取り価格に関する質問主意書


 五月十三日付日本経済新聞朝刊は、「政府は、整理回収機構に対し、金融機関から不良債権を買い取る際の価格を二倍に引き上げるよう求める。」旨、報じている。よもや、このような「国家的飛ばし」を政府が考えているとは、思わないが念のため、以下のとおり質問する。
 

一 右の日本経済新聞の報道は事実か。正式決定していない場合であっても、右報道の趣旨のような求めを行う検討をしているのか。
二 整理回収機構による債権買取価格は、「時価」によるとされている。これまでの整理回収機構による債権買取価格が、「時価」を下回っているとの認識はあるか。あるとすれば、その根拠は何か。
三 買取価格としての「時価」とは、購入後に値下がりする可能性や購入後に回収不能となる可能性などのいわゆる二次ロスを考慮した価格であるべきと考えるが、政府の見解はどうか。
四 整理回収機構が買い取った債権が、買取価格よりも値下がりした場合には、金融再生勘定の公的資金枠で対応されることになるが、値下がり可能性などを考慮しない価格で買い取った結果として、公的資金で対応することは、売り手である金融機関に対する公的資金注入と同様の効果を生じることになる。これまでの政府見解からは、こうしたことはなされないと認識しているが、この認識でよいか。また、これまでの見解を変更することを検討していることはないか。

 右質問する。



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