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平成十五年六月三日提出
質問第九一号

国家公務員T種試験に関する質問主意書

提出者  大出 彰




国家公務員T種試験に関する質問主意書


 国家公務員T種試験について、以下質問する。なお、数ある国家公務員採用試験の中でも特にT種試験に限って質問するのは、T種試験合格者が、その是非はともかくとして将来の各府省庁における幹部候補生とされており、それだけこの試験のあり方はわが国の行政・政策運営にとって重大な意味を持つものと考えるからである。

一 試験は一次の択一試験、二次の筆記・人物試験に分かれているが、その中では特に一次試験のウエイトが高く、最終合格するには一次試験で高得点をとることが必要であるという説が受験生の間で広まっていると聞く。これが事実であるなら、知識偏重であるという現行試験に対する批判を助長することになるのは必至であろうと考える。そこで、最終合格者を決定するに当たっての、択一・筆記・人物各試験の配点とそのような配点になった理由をお教え願いたい。明らかにできないというなら、その理由をお教え願いたい。
二 行政改革推進本部が昨年発表した、「採用試験の抜本改革の在り方」には人事院の行う人物試験について、各府省庁の行う人物評価と重複しているという指摘があることが述べられている。人事院としては、現行の人物試験について、各府省庁それぞれの人物評価がある中で、どのような意義があると考えて実施しているのか、お教え願いたい。
三(1) 過去三年間における、最終合格者の中で実際に国家公務員として採用されることを希望した者の数、またそのうち実際にどこかの府省庁に採用された者の数を、それぞれ試験区分別にお教え願いたい。
 (2) 過去三年間における、どこかの府省庁に内々定しながら、最終合格できなかった者の数を、把握している範囲でよいので、試験区分別にお教え願いたい。
 (3) 最終合格し、かつ国家公務員として採用されることを希望しながらどこにも採用されない者がいる一方で、内々定しながら最終合格できない者もいるという、これまでの採用システムをどのように考えているか、お教え願いたい。
 (4) 各省庁人事担当課長の申し合わせにより、今年度からは内々定の解禁が最終合格発表後となったが、これに実効性を伴わせるため、人事院はどのような方策をとるつもりか、お教え願いたい。
四 最終合格した者は、合格した年を含めて三年間は合格者名簿に記載され、採用される資格をもつが、過去三年間において、最終合格した年以外の年に、採用されることを希望した者の数、またそのうち実際にどこかの府省庁に内定し、翌年国家公務員として採用された者の数を、それぞれ試験区分別にお教え願いたい。

 右質問する。



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