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平成十六年五月二十一日提出質問第一〇七号
国民年金に関する質問主意書
提出者 岩國哲人
国民年金に関する質問主意書
国民年金については、納付率の低下に表れているように、その空洞化とも言うべき状況が問題となっている。
年金問題を解決するには、現時点での年金の加入状況のみならず、将来の人口構成の変化、また、世界の年金問題への対応を参考にしながら、対策を講じる必要がある。
従って、次の事項について質問する。
一 県別、年金の払込額と受給額の過去三十年間の推移を具体的に明らかにされたい。
二 男女別、県別の受給者数と県人口に対する比率を具体的に明らかにされたい。
三 各県の男女別六十五歳と零歳時点での平均余命を具体的に明らかにされたい。
四 国民年金の男性加入者が一割減り、女性加入者が一割増加したと仮定すると、財政措置が現行通りとした場合に年金給付額はどのように変化するか。
五 世界先進国(米、英、独、仏、スウェーデン、イタリア、オランダ、中国、韓国)における出生率と男女別人口、年金加入者の男女別構成、及び六十五歳時点での男女別平均余命を明らかにされたい。また、前記先進国の中で、年金の払込みと給付に男女差を設けている国があるか。あるとすればその理由を把握しているか。
六 以上の事実関係等を踏まえ、政府としては、国民年金の空洞化、及び平均余命の男女格差の拡大に対して、どのような対策を講じようと考えているか。
右質問する。