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平成十六年八月四日提出
質問第四二号

厚生労働省年金局の名によるパンフレット『「持続可能」で「安心」の年金制度とするために〜平成16年 年金制度改正案のポイント〜』に関する質問主意書

提出者  小宮山泰子




厚生労働省年金局の名によるパンフレット『「持続可能」で「安心」の年金制度とするために〜平成16年 年金制度改正案のポイント〜』に関する質問主意書


 第百五十九回通常国会に内閣が提出し成立した年金制度改正に対する国民の評価は、七月十一日執行の第二十回参議院議員選挙結果に明確に示されたと考えている。
 しかるに、厚生労働省年金局の名によるパンフレット『「持続可能」で「安心」の年金制度とするために〜平成16年 年金制度改正案のポイント〜』が流布しており、政府案の一方的な宣伝が行われていたのではないか等、疑問があるので以下質問する。

一 このパンフレットの表紙には「平成16年 年金制度改正案のポイント」との表示があるが、改正案について国民の理解を求めるのが目的だったのか、成立した改正年金法に対する国民の理解を求めるのが目的なのか、または他の目的があるのか、パンフレット作成の目的を伺いたい。
二 各種世論調査によれば六割から七割の国民が政府の年金関連法案に反対していたなかで、このパンフレットを出版した目的が法案の解説を目的としたものであれば、内閣提出法案の一方的な宣伝として、国民にかたよった予断をもたせるもので適切ではなかったのではないか、見解を示されたい。
三 このパンフレットは、法案が政府原案通り成立することを見越して編集、出版したのではないかという疑念をもつものである。年金関連法案の成立は六月五日だったが、このパンフレットの原稿の締め切り日、印刷日、発行日、配布開始日をそれぞれ示し、前記の疑念に答えられたい。
四 印刷部数、出版費用合計、執筆及び編集を担当した部署又は団体、印刷所、配布場所、出版費用に充てる予算支出項目を示し、どの機関がいつ、どのような考えで出版を決定したか明らかにされたい。
五 このパンフレットは図、グラフを多用するなど分かりやすいよう工夫のあとがみられるが、パンフレットの記述と年金法案の審議を通じて明らかになった事実との間で食い違う点があれば、示されたい。

 右質問する。



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