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平成十六年八月五日提出質問第六三号
人口減少時代の到来に関する質問主意書
提出者 伴野 豊
人口減少時代の到来に関する質問主意書
日本経済の成長とともに国民の嗜好も変化し、女性の高学歴化、晩婚化、未婚化、住環境の問題、子育て費用の増大なども相まって、わが国の合計特殊出生率は一九七五年以降低下傾向にあり、二〇〇三年には一・二九にまで低下した。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、わが国の人口は二年後の二〇〇六年にピークを迎え、ピークから一〇年後には一八〇万人が減少する見通しである。また、六五歳以上の高齢者比率が上昇し、わが国では前例のない少子高齢化社会が到来することとなる。
こうした潮流の中で、わが国社会については今後、労働力人口の減少、社会保障制度の破綻、国の活力低下などが懸念される。
これらをふまえ今後、少子高齢化時代における諸問題の改善に向け、積極的に取組みを行うことが必要と考えられる。
従って、次の事項について質問する。
2 少子高齢化、およびこれに起因する労働力人口の減少、社会保障制度の破綻、国の活力低下対策としていかなる計画をたてているか。目標とする時期、数値等を含め具体的に回答されたい。また、これらの対策の実効性について、現時点での見通しはいかがか。
3 2項について、目標が達成できなかった場合の責任はどこに帰属するか。
右質問する。