衆議院

メインへスキップ



質問本文情報

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
平成十九年九月二十七日提出
質問第五九号

米大統領の戦前の日本に対する認識に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




米大統領の戦前の日本に対する認識に関する再質問主意書


 前回の質問主意書は、二〇〇七年八月二十四日付朝日新聞八面の記事(以下、「朝日記事」という。)に触れたものである。このことと、「前回答弁書」(内閣衆質一六八第二二号)の内容を踏まえ、再質問する。

一 「前回答弁書」では、軍国主義の定義について、「一般に、軍事力によって国威を示し、それを後ろ盾に対外的に発展することを国家の最も重要な目的と考える立場を意味するものとされていると承知している。」との答弁がなされているが、第二次世界大戦終結までの我が国の国家形態は、右政府答弁でいう軍国主義といえるものであったか否かについて、外務省の見解を明らかにされたい。
二 「朝日記事」にある、「日本の軍国主義者、朝鮮やベトナムの共産主義者は、人類のあり方への無慈悲な考えに突き動かされていた。イデオロギーを他者に強いるのを防ごうと立ちはだかった米国民を殺害した。」とのブッシュ米大統領の発言に対する外務省の見解如何。歴史的事象に関する評価云々ではなく、右ブッシュ米大統領の発言が、外務省が認識している歴史的事実を反映したものであるか、また、右のブッシュ大統領の発言が我が国及び我が国国民の名誉を傷つけるものであるか否かについて、歴史専門家等による議論とは別に、外務省としての見解を述べられたい。
三 神道と我が国における天皇制はどのような関係にあるか。外務省の認識如何。
四 三の神道と我が国における天皇制の関係は、「前回答弁書」で外務省が「一般に、『人民が権力を所有し行使するという政治原理。権力が社会全体の構成員に合法的に与えられている政治形態。(出典 大辞林)』を意味するものとされていると承知している。」と答弁している民主主義を実現する上で障害となるか。外務省の見解如何。
五 「朝日記事」にある、「国家宗教の神道が狂信的すぎ、天皇に根ざしていることから、民主化は成功しないという批判があった。」とのブッシュ米大統領の発言に対する外務省の見解如何。「前回答弁書」において外務省が「外務省として我が国の文化が民主主義とは相容れないものであるとは認識していない。」と答弁しているところ、歴史的事象に関する評価云々ではなく、右ブッシュ米大統領の発言が、政府が認識している歴史的事実を反映したものであるか、また、右のブッシュ大統領の発言が我が国及び我が国国民の名誉を傷つけるものであるか否かについて、歴史専門家等による議論とは別に、外務省としての見解を述べられたい。
六 イスラム過激派の定義如何。イスラム過激派と言われる組織には、具体的にどのような組織があるか挙げられたい。
七 大日本帝国の定義如何。
八 七の大日本帝国は、六のイスラム過激派とどのような共通点、また相違点があるか。外務省の見解を明らかにされたい。
九 「朝日記事」にある、「イラクで我々と戦う暴力的なイスラム過激派は、ナチスや大日本帝国や旧ソ連と同じように彼らの大義を確信している。」とのブッシュ米大統領の発言に対する外務省の見解如何。歴史的事象に関する評価云々ではなく、右ブッシュ米大統領の発言が、外務省が認識している歴史的事実を反映したものであるか、また、右のブッシュ大統領の発言が我が国及び我が国国民の名誉を傷つけるものであるか否かについて、歴史専門家等による議論とは別に、外務省としての見解を述べられたい。

 右質問する。



経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.