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平成二十年五月二日提出
質問第三五三号

ロシア政府による北方領土におけるレーダー誘導装置等の設置に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




ロシア政府による北方領土におけるレーダー誘導装置等の設置に関する質問主意書


一 本年四月二十八日付の北海道新聞夕刊は、ロシアのサハリン州政府が、夜間や悪天候時の着陸の安全確保のため、北方領土にある二つの空港に、航空機のレーダー誘導装置と着陸誘導灯を新たに設置する考えでいると報じているが、外務省は右の北海道新聞の記事並びにサハリン州政府によるレーダー誘導装置等の設置計画(以下、「計画」という。)を承知しているか。
二 「計画」に対する外務省の評価如何。
三 外務省が「計画」を最初に知ったのはいつか。
四 外務省が「計画」を知ってから、これまでロシア側に対して「計画」について何らかの意見を伝え、抗議をしているか。
五 四で、何らかの意見を伝え、抗議をしているのなら、その日にち、場所、内容並びに日本側の誰からロシア側の誰に対して意見伝達、抗議がなされているのか説明されたい。
六 現在ロシア政府は、千島列島経済社会発展計画に基づいて北方領土の開発を進めている。「計画」も右の発展計画の一環であり、ロシアによる我が国固有の領土である北方領土の実効支配は年々強まっていると思料するが、外務省も同様の見解を有しているか。
七 ロシアによる北方領土の実効支配に対して、外務省としてどの様な方法で対処していく考えか説明されたい。
八 北方領土については、日ロ政府間で両国の係争地域であることは合意がなされているのだから、例えばいわゆるビザなし交流の様な、両国の立場を害さない形で、我が国の企業の北方領土への進出並びに北方領土における活動を進める枠組みが作れるのではないかと考える。我が国としても、右に述べた様な方策により我が国の企業等の北方領土への進出を積極的に支援し、北方領土において実質的に我が国の存在感を示さなくては、北朝鮮籍はじめ第三国籍の人間がロシアに入国するという形で北方領土における労働に従事し、また中国や韓国の製品が流通し、更には「計画」をはじめロシア政府による北方領土の開発が進んでいるという、ロシアによる北方領土の実効支配が強化されつつある現状をただ座視するだけであり、北方領土は益々我が国から遠ざかっていくものと思料するが、外務省の見解を示されたい。

 右質問する。



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