質問本文情報
平成二十一年二月十七日提出質問第一三一号
外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応ぶりの相違に係る説明等に関する第三回質問主意書
提出者 鈴木宗男
外務省についての各マスコミ報道に対する同省の対応ぶりの相違に係る説明等に関する第三回質問主意書
これまで累次にわたり質問主意書で取り上げている、昨年十月二十一日発売の週刊朝日に、「麻生『外交』敗れたり」との見出しで掲載されているジャーナリストの上杉隆氏の論文(以下、「上杉論文」という。)の中に記述がある、@米国の対北朝鮮テロ指定解除に係る齋木昭隆アジア大洋州局長の発言、A中曽根弘文外務大臣に係る外務省幹部の発言のうちのAと、起訴休職外務事務官の佐藤優氏が、雑誌や著書でいわゆる「ルーブル委員会」と「白紙領収書」について指摘(以下、「佐藤氏の指摘」という。)していることにつき、外務省が右のどちらについても「確認がとれていない」と、その事実を明確に否定していない一方で、「上杉論文」におけるAには明確に抗議をし、「佐藤氏の指摘」には何の抗議もしないという、異なる対応をとっている。右につき、「前回答弁書」(内閣衆質一七一第六二号)を踏まえ、再度質問する。
二 前回質問主意書で、外務省は、「佐藤氏の指摘」が月刊現代等の媒体により広く世間一般で読まれたことは、同省にどの様な影響を及ぼしたと認識しているか、右は外務省という組織並びに、現在、過去を問わず、同省に勤務し、同省に関わった職員の名誉、尊厳を傷つけるものであったと認識しているかと問うたところ、「前回答弁書」では「御指摘の『影響』及び『外務省という組織並びに、現在、過去を問わず、同省に勤務し、同省に関わった職員の名誉、尊厳』には様々な解釈があり得ることから、一概にお答えすることは困難である。」との答弁がなされている。では、外務省としてその様な事実があったと確かな確認がとれていないことが「佐藤氏の指摘」によって報じられたことは、外務省にどの様な影響を与えたと外務省は認識しているか質問する。
右質問する。