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平成二十一年四月二十八日提出質問第三五二号
北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射に係る政府対応の信頼性を否定し、茶化した内閣官房副長官の言動に対する政府の対応に関する再質問主意書
提出者 鈴木宗男
北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射に係る政府対応の信頼性を否定し、茶化した内閣官房副長官の言動に対する政府の対応に関する再質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一七一第三一八号)を踏まえ、再質問する。
二 本年三月三日、民主党小沢一郎代表が政治資金規正法に違反する形で西松建設より献金を受けていたとして、小沢代表の資金管理団体の会計責任者である公設第一秘書が逮捕された。同月六日付の新聞は、ある政府高官が右の事件(以下、「献金事件」という。)に関し、「自民党に及ぶことは絶対にない。請求書のようなものがあれば別だが、金額が違う。立件はない」と述べたと報じている。右の新聞報道も、取材対象者、取材内容等を明らかにしない、いわゆるオフレコ取材における内容が元でなされたものであると考えるが、河村建夫内閣官房長官は同月八日午前、民放テレビ番組等において、右の発言をした政府高官とは漆間巌内閣官房副長官であることを明らかにしている。同じくオフレコ取材における政府高官の発言であるのにもかかわらず、「献金事件」については河村長官自らテレビ番組でその発言者が誰かを明らかにし、北朝鮮のミサイル発射に関する政府筋・政府高官の発言については「申し上げる立場にはない」と、政府として一切の答弁を避けるのはなぜか。右は、政府の対応として明らかに矛盾していると考えるが、政府の説明を求める。
右質問する。