衆議院

メインへスキップ



質問本文情報

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
平成二十一年五月十二日提出
質問第三九二号

政府に対して北方四島返還方針の堅持を求める意見広告に政府職員が賛同人として名を連ねている件に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




政府に対して北方四島返還方針の堅持を求める意見広告に政府職員が賛同人として名を連ねている件に関する質問主意書


 本年四月十七日の毎日新聞に、谷内正太郎政府代表が毎日新聞社のインタビューを受け、北方領土問題につき、「個人的には三・五島でもいいと考えている」と、谷内代表として、歯舞、色丹、国後、択捉の我が国への帰属を確認し、ロシアとの平和条約を締結するという従来の政府方針と異なり、北方四島の面積を折半するという方法をもって、同問題の最終的解決を目指すべきとの発言(以下、「谷内発言」という。)をしたと報じた記事が掲載されている。本年五月十一日付の産経新聞八面に、「谷内発言」を受け、日ロ関係の有識者や元島民らが代表者、賛同人として名を連ねた、「緊急アピール 対露領土交渉の基本的立場を崩してはならない」と題する意見広告(以下、「意見広告」という。)が掲載されている。右を踏まえ、質問する。

一 「意見広告」は「日本政府の首脳が、初めて四島返還という対露外交の基軸を否定するかのごとき発言をしたわけです。」、「麻生首相や谷内政府代表の発言は、あまりにも軽率な発言であると言わざるを得ません。」、「わたくしどもは、政府の首脳および一部関係者の一連の不用意な発言を深く憂慮し、これらの発言によって日本の国益が取り返しのつかない損失を蒙ることのないように、日本政府が対露外交の原点を再確認して、今後その基本的立場を堅持することを強く求めます。」等と、「谷内発言」を行った谷内代表はじめ、麻生太郎内閣総理大臣、政府を名指しして批判しているが、「意見広告」に対する政府の見解如何。
二 「意見広告」には、小川郷太郎外務省参与・イラク復興支援担当大使が賛同人として名を連ねているが、政府として右を承知しているか。
三 二の者は現在も外務省参与、イラク復興支援担当大使の任に就いているか。確認を求める。
四 「意見広告」の主な内容は、内閣総理大臣、政府を批判するものであると思料する。三で、小川氏が現在も外務省参与、イラク復興支援担当大使の任に就いているのなら、政府を批判する広告に現職の政府職員が賛同人として名を連ねることは適切であるか。
五 政府として、「意見広告」に賛同人として名を連ねた小川氏に対し、何らかの対応をとっているか。
六 五で、とっているのなら、どの様な対応をとったのか説明されたい。
七 五で、とっていないのなら、それはなぜか説明されたい。

 右質問する。



経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.