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平成二十一年十二月二日提出
質問第一六一号

政府の新たなアフガニスタン支援に関する質問主意書

提出者  小野寺五典




政府の新たなアフガニスタン支援に関する質問主意書


 政府は、本年十一月十日に、「テロの脅威に対処するための新戦略」(アフガニスタン・パキスタンに対する日本の新たな支援パッケージ)を発表したが、これはオバマ大統領来日に間に合うよう、細部の詰めのないまま、急遽策定、発表された感を受ける。
 このことを踏まえ、以下の通り質問する。

一 政府のアフガニスタン・パキスタン支援策の発表時期が、オバマ大統領の来日直前であったことを踏まえ、この支援策の策定がインド洋の補給支援活動を単純延長しない事等への見返り、米国及びオバマ大統領に対する「おみやげ」との声もあるが、政府の認識如何。
二 この新たな支援策の五十億ドルという額の積算根拠如何。具体的に何にどのくらい使うということを積み上げて策定した金額なのか。詳細に説明願いたい。
三 これまで我が国は、総額二十億ドル程度の支援を約束し、八年かけて行ってきたが、未だ十八億ドル程度しか消化されていない。そのなかで、今後、五年間で五十億ドルをどう消化するのか。これまで行ってきた支援の単純拡充か。それとも新たな支援分野を既に見つけているのか。
四 この支援策が、インド洋での補給支援活動の延長をしない見返りとの見方もある。また、今後我が国は人的貢献よりも資金援助を行ういわゆる「小切手外交」になるとの見方もあるが、政府は、今後アフガニスタンでの人的貢献の拡充を考えているのか。考えている場合、具体的にどの部分を拡充し、派遣する人数はどのくらいになるのか。また、人的支援として自衛隊を活用することを考えているか。
五 今後のアフガニスタンの治安情勢に対し、政府はどのような観測の下、支援策を策定したのか。また、観測の根拠は何か。
六 今後、政府により、文民派遣による支援がさらに拡充されるとするならば、現下のアフガニスタンの治安情勢を踏まえ、派遣される文民の安全に対して、政府はどのような責任を負うのか。また、具体的にどのような安全対策を講じていくつもりであるのか。
七 米国が発表した新たなアフガニスタン戦略と、我が国の支援策との連携はどのように考えているのか。また、米国の発表に先だって、オバマ大統領自らが行う各国首脳への事前連絡の対象に、同盟国であるにもかかわらず、鳩山首相が予定されなかったことをどう考えるか。

 右質問する。



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