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平成二十二年二月十六日提出
質問第一二二号

外務省報償費の官邸への上納に係る外務大臣の認識に関する再質問主意書

提出者  鈴木宗男




外務省報償費の官邸への上納に係る外務大臣の認識に関する再質問主意書


 「前回答弁書」(内閣衆質一七四第六七号)で岡田克也外務大臣は、「かつて外務省の報償費が総理大臣官邸の外交用務に使われていたことがあったことが外務省において判明した。」と、過去に外務省における報償費、いわゆる機密費が首相官邸に上納されていたことを明らかにした。右の事実は、前自民・公明政権では一切明らかにされず、前政権は国民に「上納はない」とウソをつき、国民を騙し続けてきた。国民に対して情報を開示し、真実を明らかにすると言う、岡田大臣率いる現在の外務省、並びに鳩山由紀夫内閣の姿勢を、当方は高く評価するものである。右を踏まえ、岡田大臣に対して再質問する。

一 「前回答弁書」では、「現在は外務省の報償費が総理大臣官邸の外交用務に使われていることはなく、また、今後においても使われることはない。」と、現在は既に上納の慣行はなくなっているとの答弁がなされているが、右慣行はいつからいつまで続けられていたのかを国民に明らかにされたい。私の知る範囲では、一九九六年から二〇〇一年までと承知するが、間違いはないか。
二 一の時期に、年間にどれだけの外務省機密費が首相官邸に上納されていたのか、その金額を国民に明らかにされたい。
三 例えば福田康夫元内閣官房長官は、上納の慣行について、国会の場で次の様に述べていた。
 @ 二〇〇一年二月十三日 衆議院予算委員会
  「いわゆる上納という問題につきましては、これは何度も何度もそういうことはないというように申し上げておるわけでございまして、過去においてもそういうように答弁しておりますし、私もそういうふうに申し上げているわけでございます。
  ですから、調べるといってどういうふうに調べるか、こういうことなんでありますけれども、上納はないということでまずは御理解いただきたいと思います。」
 A 二〇〇一年三月八日 参議院予算委員会
  「これまで何度も繰り返して国会で答弁させていただいておりますけれども、報道にありますいわゆる外務省の上納というものはございません。」
 B 二〇〇一年十一月二十一日 衆議院内閣委員会
  「委員は、何か上納があってというようなこと、それを前提にしてすべて物語をつくり上げているような、そんなお話をされているようでありますけれども、これは私は、国会答弁でも再三申しておりますように、上納というものはないということで、その前提で話をしていただきたいと思います。」
 C 二〇〇二年一月二十八日 衆議院予算委員会
  「これは、そういうように経費が入り組んでいたということがあったわけですね。これを上納と言うかどうか、私どもは上納というふうに言っていない。要するに、経費の明細が、項目によって向こうで負担してもらうとかいうようなことがあった。そういうような事実があったということは確かでありまして、それは、現在と申しますか、十三年度から明確にして疑いのないようにするというように改めておるところでございます。」
 D 二〇〇二年一月三十日 参議院予算委員会
  「いわゆる上納というものがあることはありません。今までもね。」
 E 二〇〇二年二月十八日 衆議院予算委員会
  「明細をここに持ち合わせていないので、正確なことは申し上げられませんけれども、上納とかそういうものと絡み合わせて考えていただきたくないと思っております。」
 この様に、前政権が一貫して上納の慣行についてウソをつき、国民を騙してきたことについて、岡田大臣、鳩山総理はどの様に考えるか。

 右質問する。



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