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平成二十二年三月二十五日提出
質問第三一一号

鳩山由紀夫内閣総理大臣が内閣官房機密費の透明性向上を表明したことに対する平野博文内閣官房長官の見解に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




鳩山由紀夫内閣総理大臣が内閣官房機密費の透明性向上を表明したことに対する平野博文内閣官房長官の見解に関する質問主意書


 本年三月二十三日の参議院予算委員会において、鳩山由紀夫内閣総理大臣は内閣官房機密費について「四月からすべての支出をチェックし、公開されるようにすべきだ。適当な年月を経た後、公開するように今準備に取りかかっている」旨述べ、その使途等について全面公開する考えを表明したと承知する。しかし、同月二十四日の新聞報道によると、平野博文内閣官房長官は同日午前の記者会見で、右の鳩山総理の発言に対し「検証する」と述べ、更に「真意を具体的に聞いていない」とし、「そのことによって(政府の求める)情報が提供されなくなることが国益にとって本当にプラスなのか、ということも考えねばならない」、「五年後、十年後にオープンにすると言った時に、相手からその情報が本当にいただけるのか懸念もある」旨、否定的な考えを示したと報じられている。右を踏まえ、質問する。

一 平野長官は、鳩山総理が参院予算委員会において表明したことをなぜすぐ打ち消すかの様な発言をしたのか。平野長官は、機密費の透明性向上についての鳩山総理の意向に反対であるのか。その発言の真意を説明されたい。
二 一で、仮に反対であるとしても、それは水面下で鳩山総理と協議をすれば良いのであり、記者会見という公の場で否定的な見解を示す必要はないと考える。平野長官は、官房長官に就任する以前は、機密費の透明性向上を訴えていたと承知する。しかし、官房長官就任後、「そんなのあるんですか」と述べ、また今回指摘している様に、全面公開に向け、鳩山総理が意欲を示しても、即座にそれを否定するかの様な発言をしている。これら平野長官の言動は、内閣総理大臣を支える立場にある官房長官の行いとして甚だ不適切ではないのか。

 右質問する。



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