質問本文情報
平成二十二年四月十二日提出質問第三七七号
竹島問題に対する鳩山由紀夫内閣の姿勢に関する第三回質問主意書
提出者 鈴木宗男
竹島問題に対する鳩山由紀夫内閣の姿勢に関する第三回質問主意書
「前回答弁書」(内閣衆質一七四第三三一号)及び「前々回答弁書」(内閣衆質一七四第二九四号)を踏まえ、再度質問する。
二 本年二月七日、北海道根室市で北方領土返還を求める式典が行われた際、福山哲郎外務副大臣、そして大槻耕太郎外務省欧州局ロシア課首席事務官及び鴨志田尚昭外務副大臣秘書官事務取扱が出席している。「前々回答弁書」では、右三名は、岡田大臣の代理として右式典に出席していることが明らかにされている。岡田大臣は、どの様な理由により、右式典に出席できなかったのか、仮に他の日程と重なっていたのなら、どの様な日程が入っていたのか明らかにされたい。
三 これまで累次に渡り指摘している様に、昨年九月十六日に発足した鳩山内閣においても、前自民・公明政権同様、北方領土問題に関する右の式典には代理の者を出席させ、竹島問題に関する「式典」には誰も代理の者を送らず、またメッセージや祝電等も送っていない。しかも、なぜその様な対応を取るのかについても、前政権同様、国民に対して何ら明確な説明をしていない。前回質問主意書で右の点を問うたところ、「前回答弁書」では「お尋ねについては、北方領土問題及び竹島問題をめぐる経緯及び状況等を踏まえ、必ずしも同様の対応とはなっていないものである。」との答弁がなされている。右二つの領土問題の歴史的経緯及び現状が異なっていることは当方も承知している。しかし、鳩山内閣としても認めている様に、我が国が抱える領土問題は、北方領土をめぐる問題だけでなく、竹島問題も合わせた二つの問題が存在しているのである。少なくとも、北方領土問題と比較して鳩山内閣の竹島問題に対する取り組みは、遙かに熱心さが劣っている。それぞれの歴史的経緯及び現状が異なるのは事実としても、せめて鳩山内閣として、なぜ政府がこの様に異なる対応を取らざるを得ないのか、なぜ同様の対応ができないのか、国民、特に竹島を管轄する島根県側に対して、十分な説明を行っているか。
四 三で、十分な説明を行っているというのなら、誰がどの様な場で、どの様な方法で説明を行っているのか明らかにされたい。
右質問する。