質問本文情報
平成二十二年四月二十二日提出質問第四一五号
竹島問題に対する鳩山由紀夫内閣の取り組みに関する質問主意書
提出者 鈴木宗男
竹島問題に対する鳩山由紀夫内閣の取り組みに関する質問主意書
「政府答弁書」(内閣衆質一七四第三七七号)を踏まえ、質問する。
二 これまで累次に渡り指摘している様に、昨年九月十六日に発足した鳩山内閣においても、前自民・公明政権同様、北方領土問題に関する右の式典には代理の者を出席させ、竹島問題に関する「式典」には誰も代理の者を送らず、またメッセージや祝電等も送っていない。しかも、なぜその様な対応を取るのかについても、前政権同様、国民に対して何ら明確な説明をしていない。過去の質問主意書で右の点を問うても、「お尋ねについては、北方領土問題及び竹島問題をめぐる経緯及び状況等を踏まえ、必ずしも同様の対応とはなっていないものである。」との答弁がなされているだけである。右二つの領土問題の歴史的経緯及び現状が異なっていることは当然であるが、せめて鳩山内閣として、なぜ政府がこの様に異なる対応を取らざるを得ないのか、なぜ同様の対応ができないのか、国民、特に竹島を管轄する島根県側に対して、十分な説明を行っているかと問うたところ、「政府答弁書」では「北方領土問題及び竹島問題をめぐる経緯及び状況等を踏まえ、それぞれの領土問題について適切に対応してきており、これまでも、その旨を対外的に説明してきている。」との答弁がなされている。それでは、鳩山内閣発足後、右二つの領土問題に対する政府の対応がなぜ異なるのかという点につき、右答弁にある様な対外的な説明を、誰がいつ、誰に対してどの様な方法で行ってきているのか、時系列に沿って説明されたい。
三 北方領土問題と竹島問題に対し、なぜ政府がこの様に異なる対応を取らざるを得ないのか、なぜ同様の対応ができないのか、鳩山内閣として、竹島を管轄する島根県側に対して、十分な説明を行っているか。「政府答弁書」では明確な答弁がなされていないところ、再度質問する。
四 三で、行っていると言うのなら、政府の誰がいつ、島根県側の誰に対してどの様な方法で説明を行ってきているのか、時系列に沿って説明されたい。
右質問する。