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平成二十二年五月六日提出
質問第四四六号

あしなが募金に関する質問主意書

提出者  木村太郎




あしなが募金に関する質問主意書


 交通事故遺児を支援する目的で一九六七年から始まったあしなが募金は、「あしなが育英会」が集計したところ、今年三〜四月に寄付の打ち切りを通告してきた人が、前年同期に比べほぼ倍増しているという。
 原因は鳩山内閣が進める四月に始まった「高校授業料無償化」で「募金は不要になる」との誤解が生じているためとされる。
 教育は貴賤を問わず、平等に受けられる機会を与えることが重要と考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 育英会によると、政権交代後の昨年十月に実施した街頭募金で集まった額はその半年前よりも二割減だった。今回の「あしながさん」の相次ぐ辞退は何に起因するものと捉えているか、鳩山内閣の見解如何。
二 育英会によると、遺児母子家庭の平均勤労年収は百三十四万円、遺族年金を加えて二百五十二万円となっているが、これについての鳩山内閣の見解如何。
三 育英会が奨学金を受けている遺児高校生の進路について調査したところ、生活苦を理由に進学を断念した割合は四九.六%で、前年の四〇.一%から大幅に上昇し、進学率は、全国平均より一二.七ポイント低い四一.二%に留まっているが、これについての鳩山内閣の取り組みは如何。
四 三に関連し、奨学金を受けている遺児高校生が就職を希望する割合は二七.一%で、今春の卒業生の就職率を超えており、その理由として、「家計を助けるため」が三六.九%、「進学したいが経済的に難しい」が一三.一%となっている。
 現下、高卒求人数が縮小していることを踏まえ、教育格差是正と雇用環境をどのように改善しようと考えているのか、鳩山内閣の具体的な考えは如何。

 右質問する。



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