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平成二十二年六月九日提出
質問第五五〇号

菅内閣の川端文部科学大臣、蓮舫行政刷新担当大臣、荒井国家戦略担当大臣の三大臣による事務所費問題に関する質問主意書

提出者  赤澤亮正




菅内閣の川端文部科学大臣、蓮舫行政刷新担当大臣、荒井国家戦略担当大臣の三大臣による事務所費問題に関する質問主意書


 鳩山前政権は、政治とカネ、普天間問題等への不適切、不誠実な対応で、国民の批判を浴びて政権を放り出した。菅新総理は、「政治とカネに対する厳格な姿勢を示し、クリーンな政治を政策実行の大前提とする」としているが、その菅内閣の川端文部科学大臣、蓮舫行政刷新担当大臣、荒井国家戦略担当大臣の三閣僚については事務所費不正処理の疑惑が指摘されている。
 二〇一〇年六月九日付の読売新聞によると、荒井国家戦略担当大臣の後援会である「荒井さとし政治活動後援会」は二〇〇三年から二〇〇八年の間の事務所費として計約千十三万円を計上している。しかし、「主たる事務所」として届け出ているのは知人宅のマンションであり、その知人は取材に対し「住所を貸して欲しい」「事務所としての部屋もないので、活動の実態はない」「(家賃などは)もらっていない」と答えた、と報道されている。
 また、同年一月十二日付読売新聞の報道によると、川端文部科学大臣は一九八七年から二〇〇八年の間に家賃等が該当する「事務所費」に計約三千七百三十五万円を計上しているが、「主たる事務所の所在地」は「東レ労働組合」幹部宅や自らの公設秘書宅である。
 さらに、蓮舫行政刷新担当大臣が代表を務める「民主党東京都参議院選挙区第三総支部」は二〇〇六年から二〇〇八年の三年間で計約百七十二万円を計上しているが、「主たる事務所」として届けているのは、蓮舫大臣の自宅である、と報道されている。
 以上を踏まえ質問する。

一 政治とカネに対する菅総理の認識について
 事務所費について問題が指摘されている川端文部科学大臣、蓮舫行政刷新担当大臣、荒井国家戦略担当大臣を任命したのは、「政治とカネに対する厳格な姿勢を示し、クリーンな政治を政策実行の大前提とする」とする菅総理の発言と矛盾するものではないか。
二 川端文部科学大臣、蓮舫行政刷新担当大臣、荒井国家戦略担当大臣に共通する問題について
 1 事務所費問題を指摘されている三閣僚は、一円以上の使途を領収書・会計帳簿等などの証明書類を添えて明らかにすべきではないか。ちなみに、自由民主党政権当時、太田大臣が同様の問題を指摘され一円以上の領収書を公開している。なお、本年三月五日の文部科学委員会理事懇談会において自由民主党の馳浩筆頭理事が「達友会」の会計資料の提出を要求し、同年五月二十八日文部科学委員会で下村博文委員が「民主党滋賀第一総支部」の会計帳簿と領収書の要求をしているが、未だに与党の誠実な対応がない。
 2 三閣僚が指摘されている事務所は、実際に事務所として使用されていたのか。具体的には、事務所として使用する旨の契約書等があるのか、議員と事務職員の会議等が開催された実績があるのか、事務所内にコピー機や机、椅子等の専用の事務用品があるのか等を明らかにされたい。
 3 三閣僚は、事務所費(賃貸料)の支払いを本当にしているのか。支払いをしている場合は、支払い先及び支払い金額を全て明示されたい。

 右質問する。



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