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平成二十二年六月十一日提出質問第五六九号
赤松前農林水産大臣外遊中の農林水産省政務三役の公務日程等に関する質問主意書
提出者 大村秀章
赤松前農林水産大臣外遊中の農林水産省政務三役の公務日程等に関する質問主意書
四月二十日に宮崎県で初感染が確認された口蹄疫は、その後瞬く間に拡がり今や畜産王国宮崎の存立基盤を脅かす脅威となっている。
この間、鳩山前政権はその危機管理能力の欠如から初動対応を誤り、鳩山総理(当時)を本部長とする対策本部を設置したのが一ヵ月後の五月十七日となるなど政府としての対策は後手後手に回り、今や三十万頭にのぼる殺処分をしなければならない状況に追いこまれた。そして、この度、都城市、宮崎市など全県規模で感染が確認されるなどその猛威はおさまることなく、宮崎の農家及び畜産関係の皆さまの不安は日に日に増している。
これまでの経過を見れば、民主党政権の無能無策ぶり、危機管理能力の欠如は目を覆わんばかりのものであり、今回の口蹄疫被害は、まさに人災とも言うべきものである。鳩山前総理をはじめとした民主党政権、なかんずく赤松前農水大臣は感染拡大が確認された後も無責任な発言を繰り返し、何と四月三十日から九日間も中南米を外遊した。追及されると「副大臣や事務方と随時連絡をとってやっていたから、私一人がいなかったからといって、いささかも支障はない。」と開き直り、あろうことか、五月十八日の記者会見では、「不信任案を出せばいい。私自身は、やってきたことについては、全くそういう反省するところ、お詫びするようなところはない」と述べている。反省どころか責任感のかけらも見られない。
そこで、質問する。
当時の政務三役、山田正彦副大臣、郡司彰副大臣、佐々木隆博政務官、舟山康江政務官の四名について、四月三十日から五月八日までの間の公務日程、農水省への出勤状況、農水省の口蹄疫対策本部の業務への取組み状況について、一日ごとに四人について、具体的に明らかにするとともに、「いささかも支障はない」との赤松前大臣の発言について、政府の所見を示されたい。
右質問する。