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平成二十二年六月十四日提出
質問第五七五号

東北新幹線新青森駅開業に伴う並行在来線「青い森鉄道線」の運営に関する質問主意書

提出者  木村太郎




東北新幹線新青森駅開業に伴う並行在来線「青い森鉄道線」の運営に関する質問主意書


 本年十二月四日、東北新幹線新青森駅開業と同時に、並行在来線である東北本線八戸・青森間がJR東日本から経営分離され、「青い森鉄道線」として、地域が主体となって運営することになっている。また、同線は多数の貨物列車が走行する我が国物流の大動脈であることから、新青森駅開業後も地域間を結ぶ貨物輸送路及び生活路線として、重要な役割を果たす路線である。
 私の地元青森県では、開業に伴う交流人口の拡大や開業効果を歓迎するムードが高まっている反面、JRから経営分離される並行在来線をめぐる議論が活発化しており、厳しい財政状況のなか、新たな負担を強いられるのではないかと、沿線自治体などから不安や反発の声が上がっている。今後、新青森駅開業までに国として、具体的な支援策などの早急な取り組みが極めて重要であると考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 我が国物流の重要な役割を果たす並行在来線が、経営難により運行停止という事態になれば、貨物輸送をはじめ、生活のために利用する沿線住民にとっても大きな打撃となり、地域格差はますます深刻化していく。国は並行在来線を維持させるためにも、地方負担に対する財政支援措置をするべきと考えるが如何か。
二 膨大な貨物列車が走行している実態を踏まえ、貨物列車走行のため、沿線自治体などに大きな財政的負担をかけることのないよう、早急に貨物線路使用料の増額を図ることが必要であると考えるが如何か。
三 第三種鉄道事業者である青森県が、鉄道軌道輸送対策事業費補助等の現行補助制度の対象となるよう、国は対象事業者及び対象事業を拡充するべきと考えるが如何か。

 右質問する。



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