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平成二十二年十一月一日提出
質問第一一八号

北方四島の現状に対する政府の認識等に関する質問主意書

提出者  浅野貴博




北方四島の現状に対する政府の認識等に関する質問主意書


一 歯舞群島、色丹島、択捉島、国後島の北方四島は、ロシアにより実効支配されていると考えるが、政府、特に外務省の見解如何。
二 現実的にロシアが実効支配している北方四島について、我が国としてロシア首脳に対し、訪問の自粛を要請したところで、どれだけ実質的な意味があるのか。政府、特に外務省の見解如何。
三 本年九月二十九日、ロシアのメドベージェフ大統領は「近い将来、必ずクリルを訪問する」旨の発言をした。右につき、同日、前原誠司外務大臣はベールイ駐日ロシア大使を外務省に呼び、同大統領が国後島を訪問しないよう、抗議をしたと承知するが、十一月一日の日本時間午前九時過ぎ、同大統領は国後島の訪問を実行した。九月二十九日の前原大臣の抗議は何の効果もなかったと考えるが、政府、特に外務省の見解如何。
四 政府、特に外務省として、本年十一月十三日より横浜市で始まるAPEC首脳会議において、菅直人内閣総理大臣とロシアのメドベージェフ大統領による日ロ首脳会談をセッティングし、北方領土問題の解決及び日ロ平和条約締結に向けた交渉をする場をつくる考えはあるか。
五 今回のメドベージェフ大統領による国後島訪問は、北方四島が実際にロシアにより実効支配されているという現実を内外に鮮明にした。領土問題という国家主権に関わる問題は、最終的には国家の最高首脳の決断によってのみ解決できるものである。それならば、ロシアに対し、同国首脳が北方四島を訪問しないよう要請し、抗議するよりは、四で触れたように、日ロ首脳会談をセッティングし、日ロ両国の最高首脳である菅総理とメドベージェフ大統領が徹底的に話し合う機会をつくることの方が、この問題の現実的な解決を図り、北方四島を我が国に取り戻す一番の近道になるのではないか。政府、特に外務省の見解如何。

 右質問する。



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