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平成二十四年五月九日提出
質問第二三三号

日本で唯一りんご科を持つ高校の存続に関する質問主意書

提出者  木村太郎




日本で唯一りんご科を持つ高校の存続に関する質問主意書


 少子高齢化が進む我が国の人口動態の中で、全国的に小中学校の統廃合、都道府県立高校の再編統廃合が顕著になってきた。子供の数が減少してきていることが要因であることに間違いないが、一方で特色ある教育や地域産業に貢献する人材の育成も大事であるという観点から、子供の数だけで割り切るような方法は慎むべきであるという意見も多い。
 日本一のりんご生産県である私の地元には、日本で唯一のりんご科を有する県立高校がある。しかし、この高校の存続が危ぶまれる事態になっている。この事態に学校関係者のみならず、りんご産業に携わる方や地域全体からも存続すべきという声が大きく高まってきている。
 県立高校は、あくまで県教育委員会が責任をもって対応することは言うまでもないが、公立高校の中でも、全国的にまれな特殊性のある教育を展開したり、国内で数少ない学科、ましてや唯一の学科が廃止されるかどうかに関して、国として、一定の見解と対応を求められることが当然と考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 公立(都道府県)高校の再編について、国はどのような関与をしているのか、野田内閣の見解如何。
二 公立(都道府県)高校の中で、まれな特徴ある教育を実施したり、数少ない学科や唯一の学科を持つ公立高校の状況は、全国的にどのようになっているのか示されたい。
三 二に関連し、国内で唯一りんご科がある高校の存続もしくは廃止について、国はどのように分析しているのか、野田内閣の見解如何。
四 学校関係者・地域住民・りんご産業に携わる方々からの大きな声として、「りんごのプロを養成するための学校を存続させ、今後もりんご産業の発展のための人材育成の場とし、逆に県境を越えてでも全国からりんご産業のプロを目指す生徒を募集してりんご科を有する学校の使命をはたしていくべきである。」という声があるが、国は、このような意見をどのように捉えているのか、野田内閣の見解如何。
五 一〜四に関連し、国内で唯一のりんご科を有する高校の存続が危ぶまれる状況に対し、国は、県教育委員会に対して何らかの対応をすべきと考えているのか、野田内閣の見解如何。

 右質問する。



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