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平成二十四年六月十九日提出
質問第三一一号

プーチン・ロシア大統領就任後の北方領土交渉に係る外務省幹部の発言等に関する質問主意書

提出者  浅野貴博




プーチン・ロシア大統領就任後の北方領土交渉に係る外務省幹部の発言等に関する質問主意書


 本年六月十七日付朝日新聞四面に、「北方領土 まず『始め』 十八日、首相・プーチン大統領初顔合わせ 足元の議論 固まらぬ日本」との見出しの記事(以下、「朝日記事」とする。)が掲載されている。右を踏まえ、質問する。

一 政府、外務省は「朝日記事」を読み、その内容を把握しているか。
二 「朝日記事」に「日本政府は前任のメドベージェフ氏よりもプーチン氏の方が領土問題に理解があると見るが、『始め』に対応する妙案があるわけではない。外務省幹部は『今回は「始め」の号令をかけるだけだ』と語る。」との記述があるが、右を外務省は承知しているか。
三 二の記述にある外務省幹部とは誰か。その者の官職氏名を明らかにされたい。
四 本年三月一日、ロシアのプーチン大統領は、大統領選挙に当選する前、外国報道関係者との懇談の中で、朝日新聞社の若宮主筆に対し、自身が大統領に当選をした後、ロシアと日本の外務省に対し、交渉を始めるよう号令をかける旨、「始め」という日本語を用いて述べているが、右のプーチン大統領の発言に対する外務省の評価如何。
五 四のプーチン大統領の発言を受け、現在に至るまで、政府とロシア側との北方領土交渉はどのような状況にあるか。プーチン大統領が、「始め」の号令をかけるとする発言をした通り、政府、外務省としても交渉進捗に全力を尽くしているか。
六 三の者が二の記述にある話をしたことは適切であったか。外務省の見解如何。
七 「朝日記事」に「外務省幹部は『「二か四か」という亡霊が歩いているうちは答えを出せない。プーチン氏の言う「引き分け」の中身まで、とても議論できる状況ではない』と話す。」との記述があるが、右を外務省は承知しているか。
八 七の記述にある外務省幹部とは誰か。その者の官職氏名を明らかにされたい。
九 我が国として、歯舞、色丹、国後、択捉の四島の返還ではなく、それよりも少ない、例えば二島だけの我が国への返還または帰属確認をもって、ロシアとの間に存在している北方領土問題の最終的解決並びに日ロの平和条約締結を目指すという方針を過去に有したことはあるか。確認を求める。
十 現在政府、特に外務省内において、北方領土問題に関しあくまで四島の返還を求める、または二島だけの返還を目指すといった意見の対立は存在しているか。
十一 八の者が七の記述にある話をしたことは適切であったか。外務省の見解如何。

 右質問する。



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