質問本文情報
平成二十六年三月三十一日提出質問第一〇〇号
『アンネの日記』破損事件に係る政府の説明等に関する質問主意書
提出者 鈴木貴子
『アンネの日記』破損事件に係る政府の説明等に関する質問主意書
本年に入り、東京都内の図書館や書店等で『アンネの日記』の書籍、関係本が相次いで破損される事件（以下、「破損事件」とする。）が相次いだ。右に絡み、警視庁として捜査本部を設立し、捜査を進めていたところ、本年三月、警視庁捜査一課は建造物侵入及び器物損壊容疑で三十代の無職男を逮捕したと承知する。右を踏まえ、以下質問する。
二 前文で触れたように、本年三月に容疑者が逮捕されている。容疑者の意図、「破損事件」の背景には何があったのか、政府による説明を求める。
三 容疑者が逮捕されて以降、警視庁、警察庁、政府は、「破損事件」の真相解明に関する説明がほとんどなされていない。一で指摘したように、単なる国内的問題の範疇を超えた「破損事件」に関し、政府として国民に明確な説明をしないのはなぜか。
四 「破損事件」に関し、世界各国からは、我が国において反ユダヤ主義が台頭し、ナチズム、右傾化が進んでいる等の批判が示されていた。容疑者が逮捕されてから、政府として国際社会に「破損事件」に関してどのような説明を誰がどのような場で行っているのか明らかにされたい。
右質問する。