衆議院

メインへスキップ



質問本文情報

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
平成二十六年四月二十三日提出
質問第一三六号

TPP交渉を巡る各種報道を誤報とした内閣審議官の記者会見等に関する質問主意書

提出者  鈴木貴子




TPP交渉を巡る各種報道を誤報とした内閣審議官の記者会見等に関する質問主意書


 本年四月二十一日、政府のTPP対策本部の渋谷和久内閣審議官が「最近のTPP報道について」と題する記者会見を開いている。右について報じた、本年四月二十三日付東京新聞の記事(以下、「東京記事」とする。)を踏まえ、質問する。

一 会見で渋谷審議官が述べたことは、政府の公式見解であるか。
二 「東京記事」によると、会見において渋谷審議官は、TPP交渉を巡る各種報道について「交渉は、日本の報道とはまったく違うのが実態。何らかのカードを切っていることはない。誤報だ」と述べたとのことであるが、渋谷審議官が右の発言をしたのは事実か。
三 渋谷審議官が会見で述べた「誤報」とは、具体的にどの報道機関のどの報道を指しているのか、またそれら報道がどう事実と異なるのか、すべて詳細にあげられたい。
四 「東京記事」によると、渋谷審議官は会見で、「積み重ねられたガラス細工が、報道で壊れた。米国が不信感を強めている」と述べたとのことであるが、渋谷審議官が右の発言をしたのは事実か。
五 TPP交渉を巡る我が国の報道により、米国側が不信感を強めているという事実はあるのか。明確に説明されたい。
六 「東京記事」によると、渋谷審議官は会見で、「書くなとは言わないが、米国側がどう言ったかは、もう少し慎重に工夫をした方がいいのではないか」と述べたとのことであるが、渋谷審議官が右の発言をしたのは事実か。
七 六の渋谷審議官の発言の真意につき説明されたい。TPP交渉に関連し、米国側の発言内容について慎重に工夫をすべきとするのは、どのような意味であるのか、政府の説明を求める。
八 政府として、TPP交渉に関連して誤報をしたと政府が考える三の報道機関に対し、文書による抗議を行い、報道の訂正を求める考えでいるか。
九 八で、そのような考えがないのなら、それはなぜか。
十 「東京記事」には「『こちら特報部』が二十二日、対策本部に『誤報』の内容をあらためて聞いたところ、取材に応じた参事官は『説明できない。交渉の中身は、外に話さないという信頼関係でやっている』としか言わなかった。」と書かれている。右の取材に応じた参事官とは誰か、官職氏名を明らかにされたい。
十一 報道機関に対しては「誤報」と語気を強める一方で、何が誤報であるのかは明らかにしないのは、政府の対応として矛盾しているのではないのか。説明を求める。

 右質問する。



経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.