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平成二十六年十月七日提出
質問第一七号

「命の教育」に関する質問主意書

提出者  中根康浩




「命の教育」に関する質問主意書


 本年発生した長崎県佐世保市の高校一年女子生徒が同級生を殺害した事件など、近年の殺人事件において、加害青少年が「人を殺してみたかった」などの、命の尊さに対する認識が欠落していると思える動機が事件発生の理由とされている。
 文部科学省においては、こうした相次ぐ事件等を踏まえて、平成十六年に児童生徒の問題行動対策重点プログラムを作って以来「命を大切にする教育」を推し進めているが、昨今の世情をみるとき、十分な成果を挙げていないといわざるをえない。
 「命を大切にする教育」を実効あるものとすることが必要だという観点から次の質問をする。

一 「人を殺してみたい」と思う子どもは、なぜ現れると考えるか。政府の見解を示されたい。
二 文部科学省の「命を大切にする教育」は成果を挙げていると考えるか。政府の見解を示されたい。
三 文部科学省の「命を大切にする教育」において、「なぜ人をころしてはいけないのか」という子どもの問いに対して、どのように答えているのか。政府の見解を示されたい。
四 文部科学省の「命を大切にする教育」においては、「死」について考える機会が少なくなってきた、社会的変化を踏まえて、「死」について子どもにどのように教えているか。政府の見解を示されたい。
五 政教分離の名の下に、宗教心を教育の外においたことが、命を大切にすることや、死について、教える力を弱めていたり、子ども達に対する説得力のないものになっているのではないか。政府の見解を示されたい。

 右質問する。



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