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平成二十六年十月十六日提出
質問第三〇号

GPIFにおける年金積立金の運用リスク等に関する質問主意書

提出者  長妻 昭




GPIFにおける年金積立金の運用リスク等に関する質問主意書


一 GPIFにおける年金積立金の運用については、「国内債券並みのリスクの維持」という方針は現在も維持されているのか。
二 来年の四月からは、「国内債券並みのリスクの維持」という方針は変更となるのか、ならないのか。
三 現在と、来年の四月以降で、リスクの考え方は変わるのか。変わるのであれば、どう変わるのか、お示し願いたい。また、今後、「国内債券並みのリスクの維持」との考え方を変えることがあるのか。変える場合は、国民的議論が必要と考えるが、いかがか。
四 GPIFの利回り目標は、名目賃金上昇率プラス一.七%ということか。
五 GPIFについては、運用利回り目標とリスクについて定められ、見直しにおいては、緻密な議論が必要にもかかわらず、「成長の投資に、貢献する」「いわゆるGPIFの動きが六月以降出てきます」などの総理や閣僚の発言がある。これらの発言について不適切だとお考えになるか。
六 年金積立金に関する総理大臣の発言についてお尋ねする。
 1 歴代総理の中で、海外で年金積立金運用について言及した総理大臣は何人か。
 2 安倍総理が今年一月二十二日のダボス会議で、「一兆二〇〇〇億ドルの運用資産をもつGPIFについては、そのポートフォリオの見直しを始め、フォワード・ルッキングな改革を行います。成長への投資に貢献することとなるでしょう」と発言している。この発言にあるポートフォリオの見直しとは、どのような根拠に基づいているのか。
 3 仮に緻密な分析や議論なしに、ポートフォリオを見直す、という発言をしたとすれば、誤解を招くのではないか。
 4 また、この発言にある、「成長への投資」とは、どのような分野への投資のことか。
 5 また、「フォワード・ルッキングな改革」とは現在の運用方法とどう異なるのか。
七 日本の株式市場が、株価を支えるために政府から年金積立金が投じられる、と見られるとすれば、市場が公正でないと見なされ、長期的にみて良質の投資家が逃避するリスクが発生する。
 1 すでに一部投資家等から、日本政府は、GPIFの年金積立金を株価維持のために使うのではないか、と見られてしまった、との自覚はあるか。
 2 GPIFを巡る閣僚の言動で、株価が上がったと推定されるケースはあるか。
  質問番号ごとに、具体的にご回答をいただきたい。

 右質問する。



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