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平成二十九年六月二日提出
質問第三五八号

日本に情報監視システムを提供したというスノーデン発言に関する質問主意書

提出者  逢坂誠二




日本に情報監視システムを提供したというスノーデン発言に関する質問主意書


 アメリカのNSA(国家安全保障局)による大規模な個人情報収集を告発し、ロシアに亡命中のアメリカの元CIA(中央情報局)の職員であるエドワード・スノーデンは、モスクワで共同通信のインタビューに答えた。スノーデン氏は、これまでアメリカの政府機関から持ち出して暴露した文書は全て本物であると強調し、NSAが極秘の情報監視システムを日本側に供与していたことを改めて述べた。
 スノーデン氏の発言は、日本政府が個人のメールや通話などの大量監視を行える状態にあることを示唆するもので、スノーデン氏は、参議院法務委員会で審議中のテロ等準備罪法案は、日本政府が非公然活動として行っている個人情報の大規模収集を公認することになると指摘した。
 このスノーデン氏の発言に関連して疑義があるので、以下質問する。

一 政府はスノーデン氏の右の発言を把握しているのか。見解を示されたい。
二 いわゆるXKEYSCOREなる情報監視システムの存在を政府は把握しているのか。見解を示されたい。
三 スノーデン氏のいう「NSAが極秘の情報監視システムを日本側に供与」していたことは事実か。政府の見解を示されたい。
四 スノーデン氏のいう「日本政府が個人のメールや通話などの大量監視を行える状態にある」との主張に対する政府の見解を示されたい。
五 スノーデン氏のいう「参議院法務委員会で審議中のテロ等準備罪法案は、日本政府が非公然活動として行っている個人情報の大規模収集を公認することになる」との主張に対する政府の見解を示されたい。
六 スノーデン氏はインタビューの中で「私が暴露した文書には、横田基地で二〇〇四年に新たな施設を建設した際の費用六百六十万ドルのほとんどを日本政府が負担したことを示す文書が含まれている。これは事実だ。米軍駐留経費の肩代わりは、米軍が駐留する国に共通する。新たな植民地主義だ」と述べている。ここで指摘されるように、日本政府は二〇〇四年に六百六十万ドルのほとんどを負担した事実はあるのか。あるいはほとんどではないが横田基地内の新施設建設に何らかの費用負担をした事実はあるのか。それぞれについて政府の見解を示されたい。

 右質問する。



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