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令和元年十月四日提出
質問第七号

内閣総理大臣主催の「桜を見る会」に関する質問主意書

提出者  初鹿明博




内閣総理大臣主催の「桜を見る会」に関する質問主意書


 毎年四月に行われている内閣総理大臣主催の「桜を見る会」の予算について、内閣府は前年度の予算額約一七六六万円の三倍の約五七〇〇万円を令和二年度の概算要求で計上しました。
 私は、本年五月二十四日の内閣委員会において「桜を見る会」の予算について取り上げ、実際の支出額が予算額を大幅に上回ることが分かっているにもかかわらず、毎年同じ額を予算額として計上することは不適切である、実績に応じた額を予算に計上すべきだと指摘しました。
 この質疑を踏まえてのことなのか、過去五年間約一七六六万円で一定であった予算額を、本年度の実際の支出額五〇〇〇万円超に合わせたものと思われます。
 前述の内閣委員会の質疑において入札の不透明さについても指摘しており、会場等設営業務と飲食物提供業務の入札が一者応札で毎年同じ業者が落札している上に、毎年、落札額が増加しています。更に、参加者数が増加しているにもかかわらず、参加者一人当たりの費用が増加していることも不自然ではないかと指摘しました。
 会場等設営業務については一般競争入札で行われていますが、落札額を知らないはずの業者が前年と同じ内容のイベントで前年よりも高い金額で応札することは不自然ではないかという指摘をしました。
 また、飲食物提供業務については企画競争入札という落札額自体も入札参加企業が提案するものであり、独占的に受注してきた業者が提案した金額が妥当なのか検証が必要であると考えます。
 そもそも、厳しい財政状況の中で、極めて少数の一部の方のみが招待される「桜を見る会」を内閣総理大臣が主催し、国の予算を使って行う必要があるかどうかも検討が必要だと考えます。
 以下、政府の見解を伺います。

一 来年度の概算要求において「桜を見る会」の予算額を前年度の三倍の額で要求したのはいかなる理由からでしょうか。
二 過去五年、参加者数が増加している一方で、会場等設営業務、飲食物提供業務のどちらについても、参加者一人当たりの単価が増加していますが、この金額が妥当であったか検証すべきだと考えますが見解を伺います。
三 そもそも、国の予算を使い内閣総理大臣が主催する「桜を見る会」を開催する必要があるのでしょうか。開催の取りやめも含めて検討すべきだと考えますが見解を伺います。
四 今後も開催する場合、「桜を見る会」を税金を費やして開催する意義や必要性について政府の見解を伺います。

 右質問する。

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