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令和二年一月三十日提出
質問第二八号

大学入学共通テストにおける英語民間試験の活用延期及び国語・数学の記述式問題の導入見送りに関する質問主意書

提出者  初鹿明博




大学入学共通テストにおける英語民間試験の活用延期及び国語・数学の記述式問題の導入見送りに関する質問主意書


 令和三年の大学入学者選抜試験の入学共通テストについて、昨年の臨時国会で英語民間試験の活用と国語・数学における記述式問題導入について多くの問題点が明らかになったことなどを受け、文部科学省は英語民間試験の活用延期及び国語・数学の記述式問題の導入見送りを決定しました。
 文部科学省は、「大学入試英語成績提供システム」及び大学入学共通テストにおける国語・数学の記述式に係る今般の一連の経過を踏まえ、大学入試における英語四技能の評価や記述式出題を含めた大学入試のあり方について検討を行うため、「大学入試のあり方に関する検討会議」を設置することとし、本年一月十五日、第一回目の会議が開催されました。
 この会議で行う検討事項として(1)英語四技能評価のあり方、(2)記述式出題のあり方、(3)経済的な状況や居住地域、障害の有無等にかかわらず、安心して試験を受けられる配慮、(4)その他大学入試の望ましいあり方の四項目が挙げられています。
 しかし、一月十五日の会議でも出席委員から「英語の問題にしても記述式の問題にしても、何年も前から専門家の方々がいろんな問題を指摘し続けたにもかかわらず、そういった意見が反映されることがなく、土壇場になってこういう見送りとなったりして、そのときに出てきた論点は前から多くの方が言ってきたことでした。なぜそういったことが反映されなかったのかということは、犯人探しという意味ではなく、今後そういうことが起こらないためにも、きちんと経緯等を把握しておく必要があると思います。」と指摘されている通り、以前から指摘されていた問題点について解決することなく、なぜ、英語民間試験の活用や国語・数学の記述式問題を導入することとなったのかについての検証は不可欠であります。
 まずは検討事項の四項目に掲げた事項の議論に入る前に、先に今般の事態の検証を徹底的に行う必要があると考えます。
 以下、政府の見解を伺います。

一 検討項目に一連の経過についての検証が入っていないのはどのような理由からでしょうか。
二 英語民間試験の活用と国語・数学における記述式問題の導入について、臨時国会で指摘された延期又は見送りの原因となる課題は、何年も前から専門家や関係者から指摘されていたにもかかわらず、なぜ、導入することとなったのかについての検証をまず最初に行うべきだと考えますが政府の見解を伺います。

 右質問する。

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