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令和二年三月五日提出
質問第九九号

新型コロナウイルスの感染拡大により羽田発着便が減便になっていることと新飛行ルートの運用開始の時期に関する質問主意書

提出者  初鹿明博




新型コロナウイルスの感染拡大により羽田発着便が減便になっていることと新飛行ルートの運用開始の時期に関する質問主意書


 羽田空港の国際線を更に増便する為に三月二十九日より都心上空を飛行する新たなルートでの運用を開始する予定でいます。
 この新飛行ルートが明らかになって以降、落下物への懸念や騒音被害が発生する事などから上空を飛行する地域を中心に反対の声が日に日に強まっています。
 国土交通省は、地域住民に理解を求める為に説明会などを各地で開催してきていますが、効果があったとは言えず、関係する自治体議会でも見直しを求める意見書が採択されるなど、地元の理解を得たとは言い難い状況が続いています。
 このような中で、騒音を軽減する対策として、国土交通省が打ち出した三・四五度という急角度での着陸方法について、世界の約二百九十の航空会社が加盟する国際航空運送協会(IATA)が国土交通省に対して、通常より急角度になる着陸方法へ懸念を示す事態も生じています。
 さて、現在、我が国は新型コロナウイルスの感染が拡大しており、トランプ米国大統領も日本からの入国を制限する検討を始めていることを明らかにするなど日本からの入国を制限する国が出始めています。また、羽田発着便の便数を減らす航空会社も出てきており、今後も新型コロナウイルスの感染状況によっては更に減便数が増加することも考えられます。
 新飛行ルートの運用開始に合わせて四月以降に新たに便数が増えることになっていますが、減便している数を差し引けば、現行の飛行ルートにおける予定便数を下回ることも考えられます。現行の飛行ルートにおける予定便数を下回る状況であれば、あえて、このタイミングで反対の声が大きい新飛行ルートでの運用を始めることはやめて、現行の飛行ルートを継続するべきではないかと考えます。
 以上踏まえて質問します。

一 新型コロナウイルスの感染拡大によって羽田空港発着便で減便になっている便数を明らかにして下さい。
二 新型コロナウイルスの感染拡大による減便と新規参入便を加えた四月以降の羽田空港の一日当たりの発着便数は合計で何便になりますか。この便数は現行の飛行ルートで対応可能な便数内になっていますか。
三 今月二十九日に新飛行ルートの運用を開始することを見送って、当面の間、現行の飛行ルートを継続することが賢明な判断だと考えますが、政府の所見を伺います。

 右質問する。

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