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令和二年六月十二日提出
質問第二七四号

イージス・アショア配備計画に関する質問主意書

提出者  緑川貴士




イージス・アショア配備計画に関する質問主意書


 イージス・アショアの配備をめぐり、政府は秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を候補地として示したが、ずさんな調査が明らかになったことを受け、当該演習場を含む秋田、青森、山形の三県の計二十箇所の国有地で再調査を進めている。再調査の期限は令和二年五月末としていたが、新型コロナウイルス対策の影響で作業が遅れているとして、令和二年七月十日まで延長している。以下質問する。

一 秋田県内で再調査対象地のある六市町において、イージス・アショア配備には否定的な首長の声が多い。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、各市町は引き続き感染症対策に万全を期すとともに、経済活動との両立をはかるべく対策に注力しており、地元紙の取材によれば「新型コロナへの対応でそれどころではない。」と答える当該対象自治体の首長もいる。今後懸念される感染再拡大に対して十分な備えをとる自治体に対し、配備計画の実施による負担をかけるべき時期ではないと考えるが、政府の見解を伺う。
二 イージス・アショアの実際の運用が可能となるのは、導入について平成二十九年に閣議決定した当初予定の令和五年ごろから遅れ、令和七年以降の運用を想定することとなった。イージス・アショアの対外有償軍事援助(FMS)による調達先のアメリカにおいて、新型コロナウイルス感染症の拡大は収まらず、その調達時期がさらに先延ばしになることも考えられるが、政府の見解を伺う。
三 イージス・アショアの運用時期をめぐっては、これまでも装備品の調達時期や候補地選定の調査の延期などによる様々な事情で遅れが想定されてきた。今後備えるべき感染再拡大のリスクへの対応が優先される以上、現状、配備計画は不急といわざるをえないが、政府の見解を伺う。

 右質問する。

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