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令和三年六月十日提出
質問第一八八号

学校教育の体育の授業および運動部の活動における新型コロナウイルス感染症の感染対策に関する質問主意書

提出者  櫻井 周




学校教育の体育の授業および運動部の活動における新型コロナウイルス感染症の感染対策に関する質問主意書


 新型コロナウイルス感染症の感染が拡大して以降、学校では感染対策として原則として児童生徒にマスク着用を義務付けている。一方で、体育の授業でマスクを着用したまま持久走など激しい運動を行い死亡するという事故が発生していることから、文部科学省は体育の授業では十分な間隔を確保した上でマスク着用は不要との通知を発出している。
 一方で、感染力の高いデルタ株が増加しつつある。従来株では、若い世代には、あまり感染しない、感染しても軽症で済むといわれていた。しかし、デルタ株(L452R変異)は、若い世代にも感染し、実際に学校でデルタ株によるクラスター感染が発生している。
 学校現場での運動と感染症対策の両立が困難となりつつある現状を踏まえて、以下、質問する。

一 文部科学省は、これまで新型コロナウイルスの変異株であるアルファ株(N501Y変異)についての対策を通知してきた。しかし、今後、アルファ株よりも感染力が強いとされるデルタ株の流行が懸念されるところ、デルタ株に対応できる対策を先手で打つべきと考えるが、政府の見解如何。
二 感染力が強いデルタ株が流行すれば、体育の授業と感染症対策の両立が困難になることが予想される。そうなれば、体育については学習指導要領の履修が困難になることが予想されるが、感染症対策が学習指導要領の履修よりも優先することを明確にし、その旨を学校現場に通知することを提案するが、政府の見解如何。
三 運動部の部活動については、感染力が強いデルタ株が流行すれば、夏の大会の実施などが困難になることが予想される。一方で、最高学年の夏の大会は、生徒にとっては一生に一度の機会であり、通常の大会を開催できない場合であっても代替の措置(バックアップ計画)を準備しておくことを提案するが、政府の見解如何。

 右質問する。

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