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令和六年五月十七日提出質問第九五号
沖縄県うるま市において防衛省が計画していた陸上自衛隊訓練場に代わる新たな訓練場の設置に関する質問主意書
提出者 屋良朝博
沖縄県うるま市において防衛省が計画していた陸上自衛隊訓練場に代わる新たな訓練場の設置に関する質問主意書
過日、防衛省は、沖縄県うるま市において整備を計画していた陸上自衛隊訓練場の用地取得を断念した。しかし、防衛省は同計画の断念を公表した後も、沖縄県内での代替地取得を引き続き検討する旨を示唆している。
ついては、沖縄県における陸上自衛隊訓練場の整備計画に関し、以下質問する。
一 防衛省は、沖縄県において新たな陸上自衛隊訓練場が必要となる理由について、沖縄県に所在する陸上自衛隊第十五旅団の師団化に伴うものと説明しているが、人員増によって新たに必要になる訓練場の面積は全体でどのぐらいの規模なのか、答えられたい。
二 すでに中止された沖縄県うるま市での計画によれば、訓練場用地として取得対象となっていたのは約二十ヘクタールの土地一カ所であるが、防衛省は、同計画以外にも、沖縄県内に第二、第三の訓練場を新たに整備する構想を有しているのか、明らかにされたい。
三 沖縄県内で新たに整備予定の訓練場において実施しようとしている訓練はどのような内容か、具体的に答えられたい。
四 沖縄県内において新たに整備する訓練場を、訓練以外の用途に使用することはあり得るのか。あるならば、その内容を答えられたい。
五 沖縄、鹿児島両県において、離島で陸上自衛隊訓練場を整備する考えはあるか、明らかにされたい。
六 南西諸島において陸上自衛隊訓練場が整備された場合、それらを米軍が使用することはあり得るのか、明らかにされたい。
七 政府が沖縄の基地負担軽減に全力で取り組む姿勢を示す一方で、陸上自衛隊第十五旅団の師団化とそれに伴う新たな訓練場の整備を進めていくことは、沖縄の基地負担の軽減に逆行しているのではないかと考えるが、政府の見解を伺いたい。
右質問する。