質問本文情報
令和七年一月二十八日提出質問第二三号
普天間移設問題について鳩山元総理への説明のため作成された文書に関する質問主意書
提出者 原口一博
普天間移設問題について鳩山元総理への説明のため作成された文書に関する質問主意書
私が提出した質問に対する答弁書(内閣衆質二一六第二四号)を踏まえ、次のとおり質問する。
一 政府は、「普天間移設問題に関して鳩山元総理への説明のため作成された文書」について「外務省にある関係文書を確認、あるいは廃棄簿の記載の確認、当時の関係者への照会を行った」としているが、当該調査が行われた経緯、調査手法、調査期間及び調査結果について具体的に示した上で、「確認できなかった」と政府が判断した根拠を明らかにされたい。
二 政府における公文書の管理について、保存期間を経過した文書は全て廃棄されるのか伺いたい。
三 普天間飛行場代替施設建設事業について、平成三十一年三月十五日の参議院本会議において、岩屋防衛大臣(当時)は「地盤の検討に必要なボーリング調査の結果を踏まえ、キャンプ・シュワブの北側海域における護岸等の構造物の安定性等について技術的に検討したところ、サンド・コンパクション・パイル及びサンドドレーンを約七万七千本、最大施工深度は水面下約七十メートル、改良面積は約七十三万平方メートルで施工することで、護岸や埋立て等の工事を所要の安定性を確保して行うことが可能であることが確認されました」と答弁している。軟弱地盤は最大深度九十メートルまで達することが明らかになった現在、水面下約七十メートルまでの施工実績のみで未知なる深度九十メートルまでの安定性を確保できると判断するのは困難であると考えられるが、実際に行われたボーリング調査の結果及びそれを踏まえた技術的検討の中身について具体的に明らかにされたい。
右質問する。