質問本文情報
令和七年四月三日提出質問第一三二号
国際オリンピック委員会会長選挙に関する質問主意書
提出者 大西健介
国際オリンピック委員会会長選挙に関する質問主意書
国際オリンピック委員会(以下「IOC」)において、二〇二五年三月二十日にIOC会長選挙が実施された。日本人初のIOC会長を目指し渡辺守成氏が立候補したが、七名のうち四位となり就任を逃した。そこで、以下について政府の見解を明らかにされたい。
一 IOC会長選挙の結果に対する現状認識について
1 渡辺氏は立候補者七名のうち四位、得票数も有効投票数九十七票のうち四票と惨敗した。日本人初のIOC会長への就任を逃したことについて、国際社会における日本の立ち位置等の観点から、政府としてどのように受け止めているか。
2 政府として、IOC会長選挙において支援を実施したのか。実施したのであれば、どのような支援を実施したのか。
3 渡辺氏からも報告書が提出され、会長に就任するコベントリー氏の勝因として女性票を取り込み、複数チームでのいわゆるロビーイングを実施したこと等が指摘されている。政府として、渡辺氏の敗因は何にあると考えているか。
二 今後のIOCに対する働きかけについて
1 前述のとおり、会長選出のためには戦略的な働きかけや、政府の支援も必要となるのではないかと考える。今後のIOC会長擁立について政府としてどのような方針か。また、具体的にどのような支援を実施する予定か。
2 会長以前に、二〇二八年ロサンゼルスオリンピックを最後に、渡辺氏に加え山下泰裕委員、太田雄貴委員と日本人委員全員が任期満了となる。今後のIOC委員就任に向けた政府の対応方針、具体的な支援の検討はどのような状況か。
右質問する。