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令和七年四月十四日提出
質問第一四四号

海底ケーブルの防護に関する再質問主意書

提出者  松原 仁




海底ケーブルの防護に関する再質問主意書


 本職は、本年一月二十八日に質問主意書を提出し、海底ケーブル防護の重要性を訴えた。前記質問を踏まえ、岩屋毅外務大臣が、本年三月十四日、G7外相会合において、海底ケーブル切断事案に言及した上でG7の連携の重要性について述べ、同日発出された「海洋安全保障及び繁栄に関するG7外相宣言」で、海底ケーブルに対する破壊工作について懸念が共有されたことを積極的に評価したい。
 そうした中、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト電子版は、同月二十二日、中華人民共和国(中国)江蘇省の中国船舶科学研究センターが、水深四千メートルの深海においても破壊工作を行うことができる海底ケーブル切断装置を開発し、本年二月に学術誌で公表したと報じた。海底ケーブル切断装置の特許出願から、その報道と本職による質問を経て、このタイミングで公表したことは、中国による戦略的な行動と評価せざるを得ず、世界の繁栄に対する脅威が増大するとともに、海底ケーブル防護のための取組の重要性は更に高まったものと考える。

一 海底ケーブルに対する破壊工作は、国際社会の繁栄や秩序に敵対する行動であると認識するが、政府の見解如何。
二 政府は、G7のみならず、国際連合の安全保障理事会、総会を含めた関係する会合、各国との首脳会談等あらゆる機会を捉えて、海底ケーブル防護の重要性について主体的に提起するべきと考えるが、見解如何。
三 海底ケーブルに対する破壊工作を実行した国や組織を、国際社会が結束して非難し、また場合に応じて制裁措置を実施するよう働きかけることでこれを抑止すべきと考えるが、政府の見解如何。
四 海底ケーブルに対する破壊工作を目論む、または助長する国や組織についても、国際社会が結束して非難し、また場合に応じて制裁措置を実施するよう働きかけることでこれを抑止すべきと考えるが、政府の見解如何。

 右質問する。

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