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令和七年六月十一日提出
質問第二四九号

大阪・関西万博会場のガス濃度測定に関する質問主意書

提出者  大石あきこ




大阪・関西万博会場のガス濃度測定に関する質問主意書


 公益社団法人二〇二五年日本国際博覧会協会(以下、「万博協会」という。)は、令和六年三月二十八日に万博会場内で発生したメタンガスによる爆発火災事故を受け、同年九月十三日の理事会において、メタンガス対策として「会期中、ガス濃度測定を継続的に実施し、博覧会協会HPにて、測定値を毎日お知らせする。来場者等がわかりやすい公表内容を検討」と決定していた。
 これに関連し、以下政府に対し質問する。

一 万博協会のホームページでは、毎日「気象・安全情報」をお知らせするとしており、その中で「ガス安全確認状況」という項目があり、前日の午後六時台に「安全にご来場いただけます」と記載されている。しかし、測定値を毎日お知らせするものとはなっていない。測定値のお知らせはしないということは、理事会で決定した方針と異なるが、方針変更はどこで行われ、いつ、政府として了承したのか。
二 令和七年六月二日に、万博協会はホームページにて、「万博会場内におけるメタンガス検知状況」として、「万博協会開幕後一か月間のメタンガス検知状況を取りまとめましたのでお知らせします。」としている。
 それによると、いわゆるGW工区・交通ターミナルにおいて、同年四月十三日から五月十二日の間に側溝などに設置される格子状のグレーチング蓋等への交換を二十七カ所で実施し、うち交換前に二十二カ所で基準値以上を検知したとある。また、穴あき蓋への交換を行った二百九十六カ所のモニタリングにおいても、二カ所で基準値以上を検知したとある。
 二十四カ所で基準値以上となっていたということになるが、その検知した日において、どのような基準で「安全にご来場いただけます」とお知らせをしていたのか。政府として把握するところを明らかにされたい。
三 二において、基準値以上となったカ所では、メタンガスの爆発下限界である五ボリュームパーセント以上の濃度が測定されたことはあるのか。政府として把握するところを明らかにされたい。
四 従来、万博協会は一定期間の「万博会場内等のガス濃度測定結果」を公表してきた。直近では令和七年四月三日に、同年一月から三月度について公表している。そこでは、メタンガスの検知状況について、地点と測定値を公表していた。同年六月二日の「万博協会開幕後一か月間のメタンガス検知状況」では、なぜ地点と測定値が公表されていないのか。政府として把握するところを明らかにされたい。
五 測定値の公表がされなくなったということは、万博協会は隠蔽しているのではないかとの印象を与えると考える。来場者の安心・安全の確保のためには、政府として測定値の公表をするよう万博協会に求めるべきではないか。
 
 右質問する。

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