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令和七年六月十六日提出質問第二八八号
陸上自衛隊オスプレイの佐賀空港への配備に関する質問主意書
提出者 田村貴昭
陸上自衛隊オスプレイの佐賀空港への配備に関する質問主意書
政府は、陸上自衛隊V−二二オスプレイ(以下、「陸自オスプレイ」)について、現在、木更津駐屯地に配備している全十七機を、本年七月九日に佐賀駐屯地(仮称)を開設のうえ、八月中旬までに順次移駐させる計画を進めていると承知している。
そこで以下、政府に対し質問する。
一 陸自オスプレイに関し、航空法第八十一条ただし書の規定による最低安全高度以下の高度での飛行(以下、「低空飛行」)を許可している区域がある場合、飛行許可年月日、飛行許可期間、飛行可能区域、飛行目的、飛行時間をそれぞれ可能な限り明らかにされたい。
また、このうち、以前に低空飛行許可の実績がなく、本年に初めて許可した区域があれば、併せて示されたい。
二 木更津飛行場区域では、陸自オスプレイの佐賀駐屯地への移駐完了後も低空飛行訓練を実施するのか。低空飛行訓練を行う場合、その理由を具体的にお示しいただきたい。
三 陸自オスプレイを除く自衛隊機が、九州地方において、現在、低空飛行を行うことが可能な県別の訓練区域を具体的に明らかにされた上で、これらの区域で、陸自オスプレイが、今後、低空飛行訓練を実施する可能性はないのか示されたい。
四 佐賀駐屯地に所属する陸自オスプレイの航空部隊が行う訓練内容を明らかにされたい。
五 陸自オスプレイは二〇二四年十月、日米共同統合実動演習の訓練中に陸上自衛隊与那国駐屯地で機体損壊事故を起こしている。また、米軍オスプレイも国内外で墜落事故等を繰り返しており、同機に対する国民の不信感は非常に強い。そのうえ、低空飛行訓練を行うとなれば、墜落の危険性、騒音・低周波被害が一層拡大することになると考えるが、政府の認識を伺いたい。
右質問する。