衆議院

メインへスキップ



質問本文情報

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
令和七年八月一日提出
質問第四号

パレスチナ国家承認に関する質問主意書

提出者  櫻井 周




パレスチナ国家承認に関する質問主意書


 七月二十九日、イギリスのスターマー首相は条件付きで本年九月の国連総会までにパレスチナを国家として承認すると発表した。また、三十日にはカナダのカーニー首相も同様にパレスチナを国家承認する意向を表明している。さらに、これに先立つ七月二十四日にはフランスのマクロン大統領がパレスチナを国家承認することを表明している。イスラエル軍によるガザ地区侵攻が長引き、日々人道状況が悪化している状況に鑑み、以下のとおり質問する。

一 現在、日本政府はパレスチナを国家として承認していないが、その理由は何か。
二 フランスとサウジアラビアの呼びかけにより七月二十八日からパレスチナ問題の平和的解決及び二国家解決の実現のためのハイレベル国際会議が開催された。日本政府を代表して同会議に出席した上村中東和平担当特使はパレスチナの国家承認に関し適切な時期も含めて包括的に判断したい旨の発言をしたとされている。日本政府の考える「適切な時期」とはいつか、明らかにされたい。
三 フランス、イギリス、カナダがパレスチナを国家承認するのは、イスラエルによる非人道的なガザ地区侵攻を一刻も早く停止させるための方策であると考えられる。将来的には国家承認を行う用意があるとされ、パレスチナ和平に関し独自の役割を果たしてきた日本政府においても、これら主要国とともにパレスチナを国家承認することがパレスチナ和平を進めることにつながると考えるが、政府の見解を明らかにされたい。
四 イスラエル軍によるガザ地区の民間人の大量殺りくや食糧不足による同地区住民の深刻な飢餓など現下のガザ地区の人道状況を改善させるために日本が独自に果たすことのできる役割はどのようなものか。政府の見解を明らかにされたい。

 右質問する。

経過へ | 質問本文(PDF)へ | 答弁本文(HTML)へ | 答弁本文(PDF)へ
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.