答弁本文情報
平成十五年三月二十五日受領答弁第二七号
内閣衆質一五六第二七号
平成十五年三月二十五日
衆議院議長 綿貫民輔 殿
衆議院議員山花郁夫君提出JR中央線等においてなされている線増連続立体交差事業に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員山花郁夫君提出JR中央線等においてなされている線増連続立体交差事業に関する質問に対する答弁書
一について
東日本旅客鉄道株式会社中央線の三鷹駅付近から立川駅付近までの区間(以下「JR中央線区間」という。)、西武鉄道株式会社池袋線の桜台駅付近から石神井公園駅付近までの区間(以下「西武池袋線区間」という。)及び小田急電鉄株式会社小田原線の梅ヶ丘駅付近から喜多見駅付近までの区間(以下「小田急小田原線区間」という。)における既設線の連続立体交差化及び複々線化に係る調査(以下「事業調査」という。)に関するお尋ねの事項は、右の既設線の連続立体交差化に係る事業(以下「本件各事業」という。)を実施している東京都に聴いたところ、JR中央線区間及び小田急小田原線区間における事業調査については、別表第一のとおりであるが、西武池袋線区間における事業調査については、当該事業調査に関する文書が現在保存されていないため明らかではないとのことであり、また、当該事業調査が実施されたかどうかについても明らかではないとのことである。なお、小田急小田原線区間における事業調査は、小田急電鉄株式会社小田原線の東北沢駅付近から喜多見駅付近までの区間において昭和六十二年度及び昭和六十三年度に実施された事業調査のうちの一部であるとのことである。
小田急小田原線区間における事業調査に係る補助金に関するお尋ねの事項は、別表第二のとおりであるが、JR中央線区間及び西武池袋線区間における事業調査に係る補助金に関するお尋ねの事項については、当該補助金の交付決定に関する文書が現在保存されていないため明らかではない。
お尋ねの事業採択の「基準」が具体的に何を指すのか必ずしも明らかではないが、国土交通省においては、事業調査に係る補助金の交付決定は、事業の必要性、当該年度において事業調査を行う必要性等を総合的に勘案して行っている。
本件各事業について「初めてなされた事業採択」に関するお尋ねの事項については、当該事業採択に関する文書が現在保存されていないため明らかではない。
また、右の事業採択後に行われる補助金の交付決定に関するお尋ねの事項についても、当該補助金の交付決定に関する文書が現在保存されていないため明らかではない。
本件各事業に係る都市計画決定は、JR中央線区間については平成六年五月に、西武池袋線区間については昭和四十六年一月に、小田急小田原線区間については昭和三十九年十二月(一部区間についての都市計画変更決定は平成五年二月)に、それぞれ行われているところ、本件各事業について「初めてなされた事業採択」から右に述べたそれぞれの都市計画決定までの期間の本件各事業に係る補助金に関するお尋ねの事項については、当該補助金の交付決定に関する文書が現在保存されていないため明らかではない。
お尋ねの「連続立体交差事業推進協議会」が何を指すのか必ずしも明らかではないが、本件各事業を実施している東京都に聴いたところ、本件各事業に関し、お尋ねの名称又はそれに類する名称を有する団体は設立されていないとのことである。
本件各事業に係る都市計画事業認可は、JR中央線区間については平成七年十一月に、西武池袋線区間については昭和四十六年七月、平成二年七月及び平成六年一月に、小田急小田原線区間については平成六年六月に、それぞれ行われているところ、本件各事業に係るそれぞれの都市計画決定から右に述べたそれぞれの都市計画事業認可までの期間の本件各事業に係る補助金に関するお尋ねの事項については、当該補助金の交付決定に関する文書が現在保存されていないため明らかではない。

