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答弁本文情報

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平成十六年五月十四日受領
答弁第六三号

  内閣衆質一五九第六三号
  平成十六年五月十四日
内閣総理大臣 小泉純一郎

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員中根康浩君提出公的年金業務の効率的執行に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員中根康浩君提出公的年金業務の効率的執行に関する質問に対する答弁書



(1)について

 お尋ねのアルプス電気株式会社製パピアート六・三(以下「パピアート」という。)は、未記入の伝票等の定型文書を電磁的記録により保存し、必要に応じて印刷する機器であるが、社会保険庁においては、約八百種類ある社会保険事業の実施に必要な帳票(以下「帳票」という。)のうち、使用頻度の少ない約四百種類の帳票について電磁的記録を用いて管理することにより、帳票の在庫管理に係る事務の負担の軽減等を図るため、平成十一年度において、都道府県の保険主管課(部)、国民年金主管課(部)及び社会保険事務所(現在の地方社会保険事務局及び社会保険事務所(地方社会保険事務局事務所を含む。)。以下「社会保険事務所等」という。)にパピアートを導入したところである。パピアートの賃貸借契約に係る費用は庁費の予算科目で支出しており、平成十一年度から平成十六年度までの予算及び平成十一年度から平成十五年度までの決算における当該費用の金額は、別表第一のとおりである。
 なお、平成十二年度においては、市町村の国民年金担当部局にもパピアートを導入しているところである。

(2)について

 社会保険事務所等において導入しているパピアートについて、社会保険事務所等別の平成十五年度末現在における導入台数及び平成十一年度から平成十五年度までの賃借料の合計額は、別表第二のとおりである。これらのパピアートは、社会保険庁本庁において、随意契約により株式会社カワグチ技研から一括して賃借しており、その費用には国民年金の保険料財源を充てている。

(3)について

 平成十五年度におけるパピアートを使用した帳票の社会保険事務所等別の印刷枚数は、別表第三のとおりである。
 パピアートの導入に係る事務効率の向上等の成果としては、
@ 従来、社会保険庁本庁において印刷した上で、社会保険事務所等に送付し、管理換えしていた帳票のうち、特に使用頻度が少ない一部のものについて同庁における印刷を行わないこととしたことに伴い、同庁における帳票の印刷等に係る事務及び社会保険事務所等における帳票の在庫管理等に係る事務の負担が軽減されたこと。
A 帳票を窓口で即座に印刷できることから、被保険者への対応が迅速化されたこと。
などが挙げられるものと考えている。

(4)について

 予算上、帳票の印刷に要する費用については、他の一般的な事務処理に要する費用と一体的に経理しているため、帳票の印刷に要する費用に係る金額を区分して、お尋ねの「「パピアート」導入前後の印刷予算の増減」をお答えすることは困難である。
 なお、帳票の印刷に実際に要した費用について申し上げれば、社会保険事務所等で使用する帳票については、その大半を社会保険庁本庁において印刷した上で、社会保険事務所等に送付し、管理換えしているところであるが、かかる印刷に要した費用の額は、パピアート導入前の平成十年度においては二十億三千二百五十四万四千四百二円であったのに対し、パピアート導入後の平成十二年度においては、事務処理の効率化のために帳票について見直しを行ったことなどもあり、十四億六千二百五十六万九千八十四円となっている。

(5)について

 パピアートを製造している会社は、アルプス電気株式会社である。


別表第一


別表第二 1/7


別表第二 2/7


別表第二 3/7


別表第二 4/7


別表第二 5/7


別表第二 6/7


別表第二 7/7


別表第三 1/7


別表第三 2/7


別表第三 3/7


別表第三 4/7


別表第三 5/7


別表第三 6/7


別表第三 7/7


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