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答弁本文情報

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平成十七年十一月四日受領
答弁第四二号

  内閣衆質一六三第四二号
  平成十七年十一月四日
内閣総理大臣 小泉純一郎

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員福島豊君提出悪性中皮腫の早期発見のための検査方法と治療方法の研究開発に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員福島豊君提出悪性中皮腫の早期発見のための検査方法と治療方法の研究開発に関する質問に対する答弁書



一について

 御指摘の血清マーカーを用いた悪性中皮腫の早期診断法の研究開発については、血液検査、画像診断、生検及び診断確定という、一連の悪性中皮腫の早期診断システムの確立を目指した研究に関し、本年十月二十七日に、文部科学省において、研究費の交付を決定し、その研究の一環として、悪性中皮腫患者の血清中に高濃度に分泌されるタンパク質(メソテリン)を測定する血液診断キットを開発した順天堂大学等の研究者により、悪性中皮腫の血液診断の有効性や判断基準の確認を目的とした研究が行われているところである。
 なお、悪性中皮腫の早期診断法の研究開発の基盤整備については、本年度、国立がんセンターを中心として、関係機関が連携して、悪性中皮腫の疫学的特性、臨床病理学的特性等に関するデータの収集等に取り組むことについて、厚生労働省及び文部科学省において、検討している。

二について

 第三次対がん十か年総合戦略(平成十五年七月二十五日文部科学大臣及び厚生労働大臣合意)に基づく平成十八年度がん臨床研究事業において、悪性中皮腫を含めた各種再発又は進行がんに対する効果的治療法の確立に関する研究を公募している。
 なお、悪性中皮腫の抗がん剤について、薬事法(昭和三十五年法律第百四十五号)上の承認申請がなされた際には、有効性、安全性等について迅速に審査してまいりたい。



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