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答弁本文情報

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平成十八年三月三十一日受領
答弁第一七八号

  内閣衆質一六四第一七八号
  平成十八年三月三十一日
内閣総理大臣 小泉純一郎

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員鈴木宗男君提出イラン・北朝鮮関係等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員鈴木宗男君提出イラン・北朝鮮関係等に関する質問に対する答弁書



一及び二について

 外務省としては、お尋ねのイラン・イスラム共和国(以下「イラン」という。)と北朝鮮との間の「貿易額の変遷」及び「比率」については、把握していない。

三について

 大量破壊兵器等の拡散に関し、情報収集を行っているが、お尋ねについては、事案の性格にかんがみ、お答えすることは差し控えたい。

四について

 お尋ねについては、事実関係が公表されておらず、政府としてお答えすることは、関係諸国との関係もあり、差し控えたい。

五及び六について

 お尋ねのアフマディネジャード大統領の発言について、外務省としては、平成十八年三月二十一日現在、イラン政府から確たる情報が得られておらず、当該発言の正確な内容を確認していない。

七について

 「脅威」は、侵略し得る「能力」と侵略しようとする「意図」が結び付いて顕在化するものであると考えている。

八について

 「脅威」についての考え方は、七についてで述べたとおりであるが、意図というものは変化するものであり、我が国の安全保障を考える場合には、我が国周辺における軍事能力について配慮する必要があるところ、「潜在的脅威」という表現は、右のような考え方の下に、侵略し得る軍事能力に着目し、その時々の国際情勢等をも含め、総合的に判断して使用してきているものである。

九及び十について

 北朝鮮は、現在も軍事面に資源を重点的に配分し、戦力・即応態勢の維持及び強化に努めていると考えられる。さらに、北朝鮮は、大量破壊兵器や弾道ミサイルの開発、配備、拡散等を行うとともに、大規模な特殊部隊を保持するなどいわゆる非対称的な軍事能力を維持及び強化していると考えられる。北朝鮮のこうした軍事的な動きは、朝鮮半島の緊張を高めており、我が国を含む東アジア全域の安全保障にとって重大な不安定要因となっている。

十一及び十二について

 我が国とイランの二国間関係を始めとする国際情勢等を含め総合的に判断して、現時点において、イランを脅威又は潜在的脅威とは認識していない。



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