答弁本文情報
平成十八年六月二十日受領答弁第三三一号
内閣衆質一六四第三三一号
平成十八年六月二十日
内閣総理大臣 小泉純一郎
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出竹島問題を巡る日韓合意に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出竹島問題を巡る日韓合意に関する質問に対する答弁書
一から四までについて
平成八年三月二日にバンコクで行われた日韓首脳会談において、橋本龍太郎内閣総理大臣(当時)は、金泳三大韓民国大統領(当時)に対し、「日韓両国が国連海洋法条約の批准に伴ってとる措置が、竹島に関するそれぞれの立場に影響を及ぼすものではないことを前提条件としたい。これにより、国連海洋法条約批准の問題が日韓関係に否定的影響を及ぼすことを回避したい。その上で、両国間で排他的経済水域の境界画定につき協議を行うこととしたい。」旨述べた。これに対し、金大統領は、「EEZの設定問題はこれが領土問題とは関係ないという前提の下で、両国外交当局間で協議していくのがよいと思う。」旨述べた。この日韓両首脳の共通認識は、当時から対外的に明らかにしており、現在でも依然として維持されていると認識している。