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答弁本文情報

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平成十九年十月五日受領
答弁第五四号

  内閣衆質一六八第五四号
  平成十九年十月五日
内閣総理大臣 福田康夫

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員鈴木宗男君提出地方議会における答弁調整に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員鈴木宗男君提出地方議会における答弁調整に関する質問に対する答弁書



一について

 御指摘の発言のうち、地方自治体の議会運営に関するものと考えられる部分は、次のとおりである。
 「非常に言いにくいことですが、全国の自治体は約千八百ありますが、ほとんどの自治体の議会では「八百長と学芸会」をやっています。「八百長」というのは、結論を決めてから試合をすることです。議会で議論をして物事が決まっていくのが本来の議会制民主主義ですが、結論を決めてから議会を開く。(中略)「学芸会」というのは、シナリオを決めてそれを読み合うということで、一字一句すり合わせをしたものを読む自治体もあります。一番ひどいのは北海道ですね。北海道議会などは本当にひどい惨憺たるものです。前日の夜に全部翌日の質問と答弁を決めて、答弁に次ぐ再質問も決めて、お互いそれをすり合わせをして、それから議会に臨むということで、多かれ少なかれ全国の自治体ではそんなことをやっているところがほとんどです。本当はこんなことで議会とは言えないのですけれども、こんなことをやっているわけです。」

二について

 北海道議会における具体の議事運営の詳細について把握しているわけではないが、お尋ねの事項については、平成十九年九月二十一日に北海道議会議長が記者会見の中で、片山氏の発言に対し、「以前は、道民の皆さんに強く指摘されて「すり合わせ」というようなことで議会運営の中で行われていたということもあったようであります。今は理事者の答弁も議員の質問も責任をもってやらなければなりませんし、物理的にも日程が制限されるということもありますから、議会がスムーズになおかつ効率的に進めるためには、そういった事前にある意味では調整をするということがある場合と、そうではない、議会と理事者が真正面から対立をする場合もあります。」との発言があったと承知している。

三について

 そもそも地方公共団体の議会は、執行機関との間の相互の牽制により公正な地方自治の運営を図る役割を担うものであり、まずは、北海道自らがその役割を認識し、適切に議事運営を行うべきものと考えており、政府として、北海道に対して何らかの措置を講ずる考えはない。

四について

 御指摘の「ほとんどの自治体の議会では「八百長と学芸会」をやっています。」との片山氏の発言については、個人の見解を述べられたものと認識しており、内閣府又は総務省として、論評することは差し控えたい。



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