答弁本文情報
平成二十年四月八日受領答弁第二四三号
内閣衆質一六九第二四三号
平成二十年四月八日
内閣総理大臣 福田康夫
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員山井和則君提出ねんきん特別便と認知症に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員山井和則君提出ねんきん特別便と認知症に関する質問に対する答弁書
一及び三について
「ねんきん特別便」送付対象者の健康状態等は様々であると考えられるため、お尋ねの認知症の方の割合についての推定を行うことは困難である。
お尋ねの年齢層ごとの「ねんきん特別便」の送付件数については、現時点では把握していない。
社会保険庁としては、関係団体を通じて、「ねんきん特別便」を受け取った認知症の方に必要な援助を行うよう成年後見人や介護福祉士等に対する協力依頼を行っているところである。また、「ねんきん特別便」を受け取った認知症の方の家族や成年後見人などから社会保険事務所等に相談があった場合には、当該家族等に対して、当該認知症の方の年金加入記録をお知らせし、当該認知症の方に代わって当該家族等から記録照会票又は確認はがきを提出していただくこととしている。
さらに、身寄りのない認知症の方が身体が不自由なために社会保険事務所等に来訪できないなどの場合には、老人福祉施設の職員、介護福祉士等から最寄りの社会保険事務所に連絡をいただくことにより、認知症の方が入所されている施設などを社会保険事務所の職員が訪問し、当該認知症の方に係る記録の相談を行うこととしている。