答弁本文情報
平成二十一年三月三十一日受領答弁第二三九号
内閣衆質一七一第二三九号
平成二十一年三月三十一日
内閣総理大臣 麻生太郎
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出我が国の刑事訴訟に係る手続きについて述べた財務大臣の発言等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出我が国の刑事訴訟に係る手続きについて述べた財務大臣の発言等に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの「ある刑事事件に係る刑事訴訟の手続きに関して閣僚が言及すること」の意味するところが明らかでないため、お答えすることは困難である。
御指摘の発言については、政治家個人としての見解を述べたものであると承知しており、政府としてお答えする立場にない。
なお、我が国の刑事訴訟手続については、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正かつ迅速に適用実現することができるよう、令状主義を始めとする厳格な手続が法定されているところである。
与謝野財務大臣兼内閣府特命担当大臣(金融、経済財政政策)は、お尋ねの取調べや聴取の実態について把握する立場にはない。
平成十九年の刑事裁判の第一審における有罪率は、約九十九・九パーセントであったと承知している。