答弁本文情報
平成二十一年十一月六日受領答弁第一一号
内閣衆質一七三第一一号
平成二十一年十一月六日
内閣総理大臣 鳩山由紀夫
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員高市早苗君提出自衛官に対する新型インフルエンザ・ワクチン接種の時期等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員高市早苗君提出自衛官に対する新型インフルエンザ・ワクチン接種の時期等に関する質問に対する答弁書
一及び二について
今般の新型インフルエンザのワクチンの接種事業において、新型インフルエンザによる死亡、重症化のおそれが高い者及びインフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者(以下「医療従事者等」という。)を優先接種対象者としているのは、新型インフルエンザの重篤性が季節性インフルエンザと同程度とされている一方で妊婦や基礎疾患を有する者等は重症化する可能性が高いこと、今後更なる感染者の増加が見込まれる中で、必要な医療提供体制を確保する必要があること、当面、ワクチンの供給が順次行われていくことなどを勘案してのものである。
したがって、現状においては、自衛官が医療従事者等と同じ意味で優先的にワクチン接種を受けることが望ましい者に当たるとは考えていない。
お尋ねについては、優先接種対象者に該当する者に対するワクチンの接種時期は、本年十一月以降を予定しているが、それ以外の者に対するワクチンの接種時期については、今後のワクチンの接種状況や製造状況等を勘案して決定することとしており、現時点で、お答えすることは困難である。