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平成二十四年七月十七日受領
答弁第三三三号

  内閣衆質一八〇第三三三号
  平成二十四年七月十七日
内閣総理大臣 野田佳彦

       衆議院議長 横路孝弘 殿

衆議院議員中島政希君提出利根川の実績流量に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員中島政希君提出利根川の実績流量に関する質問に対する答弁書



一について

 御指摘の「洪水流出モデルの構築に用いた過去の洪水」の意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の「流量年表」によれば、一級河川利根川水系利根川の八斗島地点における最大流量については、例えば、昭和三十三年は毎秒八千七百三十・〇〇立方メートル、昭和三十四年は毎秒八千二百八十二・六〇立方メートル、昭和五十六年は毎秒七千六百八十九・六九立方メートル、昭和五十七年は毎秒八千百九十一・六三立方メートル、平成十年は毎秒九千二百二十二・三五立方メートル、平成十一年は毎秒五千二百一・五一立方メートル、平成十三年は毎秒六千七百八十四・九五立方メートル、平成十四年は毎秒五千九百七十二・〇五立方メートル、平成十九年は毎秒七千七百五十五・七七立方メートルである。また、国土交通省の水文水質データベースによれば、昭和五十七年八月二日午前六時の同地点の流量は、毎秒七千九百九十一・八八立方メートルである。

二及び三について

 御指摘の「国土交通省が日本学術会議に提出した資料」及び「日本学術会議への提出資料」の意味するところが必ずしも明らかではないが、平成二十三年六月一日に開催された日本学術会議土木工学・建築学委員会河川流出モデル・基本高水評価検討等分科会(第二十一期・第八回)に国土交通省が提出した資料七の別添資料七−十五及び資料八の別添資料八−九に記載されている八斗島地点のハイドログラフの「実績流量(H−Q図)」を作図するに当たって用いた流量の最大値(以下「作図に用いた流量の最大値」という。)を、洪水ごとに示すと、昭和三十三年九月洪水は毎秒九千五百四・一〇立方メートル、昭和三十四年八月洪水は毎秒八千七百一・〇二立方メートル、昭和五十六年八月洪水は毎秒七千百六十四・〇一立方メートル、昭和五十七年七月洪水は毎秒八千二百二十・〇〇立方メートル、昭和五十七年九月洪水は毎秒八千五・二三立方メートル、平成十年九月洪水は毎秒九千七百十・〇三立方メートル、平成十一年八月洪水は毎秒五千五百七・二四立方メートル、平成十三年九月洪水は毎秒六千五百五十七・二七立方メートル、平成十四年七月洪水は毎秒五千九百七十九・五一立方メートル、平成十九年九月洪水は毎秒八千百二十六・三〇立方メートルである。
 御指摘の「流量年表」は、実際に観測された河川の水位等に基づき計算された流量について、暦年ごとに公表されてきたものであるが、作図に用いた流量の最大値については、同省が利根川水系における基本高水の検証を行う上で、当該検証に係る流量データを点検した結果に基づくものであり、当該点検の結果等については、同省関東地方整備局が取りまとめた上で、同局のホームページで公表している。

四について

 お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、国土交通省は、二及び三についてでお答えした流量データの点検の結果に基づき、より精度の高い流出計算モデル(以下「新モデル」という。)を構築し、新モデルによる洪水の再現性の検討等を行うこととし、その結果を「利根川の基本高水の検証について」として取りまとめ、平成二十三年九月に公表した。
 なお、当該検証に関しては、同年一月十三日に日本学術会議に学術的な観点からの評価を依頼し、同年九月一日に、新モデルによって計算された既往最大洪水流量の推定値等は妥当である旨の回答を得たところであり、同省関東地方整備局が同年十一月に取りまとめた「八ッ場ダム建設事業の検証に係る検討報告書」においては、新モデルを基本にして設定した流出計算モデルを用いた。

五及び六について

 御指摘の「関東地方整備局の資料」の意味するところが必ずしも明らかではないため、お尋ねについてお答えすることは困難であるが、平成二十三年九月五日に開催した社会資本整備審議会第四十四回河川分科会の資料一−四「利根川八斗島地点 基本高水ピーク流量の検討に関する資料」の十二ページ及び十三ページによれば、八斗島地点の「実績流量(ダム・氾濫戻し)」については、例えば、昭和三十三年九月十六日洪水は毎秒一万二百四立方メートル、昭和三十四年八月十二日洪水は毎秒八千七百八十一立方メートル、昭和五十六年八月二十一日洪水は毎秒七千四百二十四立方メートル、昭和五十七年七月三十一日洪水は毎秒九千六十立方メートル、昭和五十七年九月十日洪水は毎秒八千五百五立方メートル、平成十年九月十四日洪水は毎秒一万五百九十立方メートル、平成十一年八月十三日洪水は毎秒六千五十七立方メートル、平成十三年九月九日洪水は毎秒六千七百四十七立方メートル、平成十四年七月九日洪水は毎秒六千五百七十立方メートル、平成十九年九月五日洪水は毎秒八千四百二十六立方メートルである。



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