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答弁本文情報

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平成二十四年七月二十四日受領
答弁第三四一号

  内閣衆質一八〇第三四一号
  平成二十四年七月二十四日
内閣総理大臣 野田佳彦

       衆議院議長 横路孝弘 殿

衆議院議員橘慶一郎君提出日本海におけるメタンハイドレートの調査研究の進捗に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員橘慶一郎君提出日本海におけるメタンハイドレートの調査研究の進捗に関する質問に対する答弁書



一について

 経済産業省は、日本海側に賦存していると見込まれているメタンハイドレートについて、平成十七年度から継続的に調査を実施しており、その結果、上越沖において、いわゆる砂質層孔隙充填型のメタンハイドレートが存在する可能性について確認するとともに、いわゆる表層型のメタンハイドレートを含む堆積物の試料を採取している。

二について

 経済産業省は、平成二十四年度の調査において、上越沖において採取した表層型のメタンハイドレートを含む堆積物の試料の成分を分析する予定である。

三について

 砂質層孔隙充填型のメタンハイドレートについては、海底面下の地層中に賦存しており、メタンハイドレートからメタンガスを効率的に分離して回収する方法について、これまでの陸上における産出試験の結果等から、いわゆる減圧法が有効であると考えているが、減圧法が海洋においても有効かどうかを確認する必要があると考えている。また、表層型のメタンハイドレートについては、海底面に露出した状態で賦存していること等から、メタンガスを効率的に分離して回収する方法について、減圧法が活用できるかどうか明らかではなく、今後、新たな生産手法やそれが周辺環境に与える影響も含めて検討する必要があると考えている。

四について

 メタンハイドレートについては、我が国周辺海域において相当の量が賦存していることが見込まれており、その商業化は、国際情勢に影響されない安定したエネルギー供給源として、エネルギー自給率の向上に寄与することから、我が国のエネルギーの安定供給にとって重要であると考えている。メタンハイドレートの商業化を実現するためには、産学官の連携の下、技術的な課題を一つ一つ解決していくことが必要であると考えており、日本海側に賦存していると見込まれているメタンハイドレートについても、引き続き、分布状況の調査等を実施していきたいと考えている。



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